ブラック企業社長の浜野物語~第四章、貧乏生活からの脱出、効率良く金を稼ぐ方法~

はひふへほ〜 バイキンマンを崇拝するブラック企業社長の浜野です。

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やっぱり頑張ってると次に繋がるものですね。
チーフの助監督の鴨川さんが演出する舞台になんと役者として誘ってくださいました。

が・・・この時にチケットノルマが5万円程あると説明されます。
ニートの時は、何で働くのにお金を払わなければいけないんだよ!って思ってたましたが、プロとはなんぞやって教わりましたし、
そもそも経験がないのに、悠長な事を言ってられないという事は助監督としてプロの現場を見てきましたので十分に理解してました。
なによりもお世話になった上司からのお誘いということもあり、喜んで参加させて頂きました。

ここから役者仲間が一気にできるわけです。
家でバイトとゲームをしていただけでは会えなかった役者さん達。
みんな売れるために頑張ってる僕と同じ志を持つ方ばかりです。

役者になりたいってのがこんなにも堂々として言っていいのか、
なんならウザいくらい演技論を聞かされるw
そんな世界でした。

無事に初舞台が終わりまりますと、役者になるためには経験が必要だと痛感します。

すぐさま共演者の方からの紹介で次の舞台に誘われました。
「経験が大事」。二つ返事で参加しました。

こちらも鬼ノルマ付きw
確か10万円だったかな?

これ後から気がつくんですけど、稽古するとね・・・その時間アルバイトできないじゃないですか。

稽古場への電車賃。
アルバイトできない。
で、家賃やら生活費がなくなる。

気がつくとね。携帯電話の使用料。水道光熱費。家賃。年金。たくさんの請求書がやってくるんです。

バイト代は稽古してるからもちろん入ってこない。
そして、お腹もすく。

もう手元にお金がなくて毎日支払いに追われてました。
弟に5万円程借りておりました。

そんな2度目の舞台にお父さんが見に来てくれました。

お金がない貧乏生活からどうやって抜け出したのか。

大学を辞めた時は勝手にすればよいと何も言わなかった父。

母親は近所の恥ずかしさからイライラしているのはわかっていましたが、そういえばお父さんがどんな気持ちだったか何て考える余裕すらなかったです。

舞台が終わった後、そっと僕に10万円くれました。

「お前、弟にお金借りてるんだって?これで返せよ。お母さんには内緒な」

今までお母さんから悪口しか聞かなかったお父さんがこんなに頼もしくありがたかったんだと胸に沁みました。

その後、母親がいない所でお父さんと飲む機会がありました。
僕が大学を辞めた頃に濱野家で一悶着あったそうです。

お母さんは「何で普通に育ってくれないの」と泣く。
母型のおじいちゃんからは「アンタは何をしとんじゃ」とお父さんに電話が行く。

そこをウチのお父さんが、息子の人生なんだから好きにさせればよい。オレができない事をやってんだから勝手にさせとけ!!」

と電話越しでバチバチやりあったそうです。(マジで知らんかった。。。)

母型のおじいちゃんは国鉄の運転手。ウチのお父さんは公務員

大学を卒業して安定な職をついてきた人達です。
僕が中学生の頃はお父さんから理不尽な事でよく怒られる記憶でしたが、お父さんは僕の生き方を尊重してくれてました。

やはり人間、どちから一方だけの話を鵜呑みにするのは危険ですね。

また、お金がないのをウチのお母さんも理解して「とりあえず年金は払っておきなさい」と30万円程くれました。

携帯代やら光熱費に5万円程使いましたが、残りの25万円を年金に支払いました。
お母さんありがとうー!!

このような事がありまして、多重債務者の気持ちが少しわかりました。
毎日のように払えない請求書がくるとテンパって正常な判断がどんどんできなくなっちゃいます。
この30万円のお陰で未払い請求書の苦しみから開放されました。

支払い地獄から抜け出した後、行き着いたのは・・・・

この頃からです。

お金ないとヤベー!って急激に思うようになります。
お腹すくし、電車賃かかるし、人の舞台を見るどころか映画のレンタルもできないじゃないかと。
何よりあの多重債務者のような生活には戻りたくない!

僕はこう考えました。

アルバイトをする時間からは逃げられない。
そしたら逃げられないアルバイトの時間を少しでも効率よく稼いで、もっと役者の時間を増やそうって思いました。

たまたまアルバイト先のファミレスの常連で僕より1つ下か2つ下の子が個人事業主で何かやってるって話を聞きました。

「濱野くんもできるよ!」

って軽く言ってたので、「ふーん。そんなもんか」って、僕も何かしようと思った瞬間です。

僕の人生、実は大した接点がない人に動かされてるんですw

1人目は英会話の営業のお姉さん。
2人目はファミレスの常連さん。

ちょうどヤフーオークションが出てきた頃で、中古の物が安く買える世の中になりました。
インターネットはまだそこまで知れ渡ってなかったのと、19歳の僕はファミレスやら塾の講師やらで高校生や大学生の接点がありました。

効率良く稼ぐために編み出したのは・・・

原付は学生の必需品

バイク屋さんでも5万円だったら安い方。
でも、ヤフオクなら4万円でざらに出てました。

この利ざや1万円を稼ごうと思い、ファミレスのバイト中だけど暇な時間等で、「オレ、バイク安く仕入れられるから何かあったら言って」って知ったお客さんに声をかけまくるのです。

元々アルバイトで縛られた時間。
ここでバイクが売れたら1万円!
アルバイトの時間が有意義になるぜーって活動し始めたんです。

するとね、バイクは売れないですけど、オレは車を安く仕入れられるから一緒にやらない?
とか、一緒に何かやろーってたくさん返事をもらえるようになりました。

もちろん怪しいマルチ商法の人にもたくさんにw

マルチの人らにバイクを売ってやろーという魂胆で向こうの話は全部聞きましたし、何ならマルチの人をこっちの仲間に引き込んでやろーとも思ってました。
とにかくマルチ商法は聞けば聞く程、この人らと同じ看板背負って一緒に仕事はやりたくないなって思ったのを覚えております。

こんな繋がりでバイクが1台か2台売れたのかな?

この流れでクレジットカードの勧誘のアルバイトをしてるスーパーでも、同じく「バイク安く仕入れられますよー」って声を掛けまくってました。
また19歳だったので、怪しいなと思いながらもみんな笑顔で大人の対応してくれてたんだと思います。

そんな中に携帯ショップの店長からビジネスを持ちかけられました。

その携帯ショップの店員が、お金を稼ぐマジックを教えてあげるよって言うんです。
「この携帯を契約するじゃん?お金かからないじゃん? 解約するじゃん?お金かからないじゃん? この本体が手元に残るじゃん?ヤフオクで売ってみ? 1万円くらいになるよ。」
って言われました。

そんな役に立たない携帯がお金になる何て信じられなかったですし、バイクを売ってやっと1万円が、そんな簡単な方法で手に入れられる何て思いもしないし、正直ビビってました。

「家に帰ってヤフオク見てみ?ホントだから。」

まだスマホもない時代です。
一旦家に帰ってヤフオク見たら本当に解約済みの携帯が取引されてました

そこで僕はその店長の言われた通り、

→携帯を契約する。
→解約する。
→ヤフオクに出品

って方法でお金をゲットしたんです。
何で店長に自分でやらないのかって聞いたら立場上うんぬんかんぬんとはぐらかされました。
今思えば、店長は携帯の契約数が欲しかったんです。
そこでちょうど良い若者が目の前にいたので利害が一致したんです。

携帯が普及し始めたあの当時は、携帯ショップはバカ儲けしてて携帯ショップの店長の給料やボーナスはすごかったらしいです。
いわゆる携帯バブルですね。

そんな傍に僕は家族や親戚の身分証をフル活用して、携帯の契約、解約、ヤフオクとフル活用してましたw

結構稼ぎましたね。ピークは月に600万円くらい売り上げたかと思います。

この携帯はヤフオクで故障した人が正規の店で買うより安いとか、一部プリペイド携帯用に変更できるとかで買う人が多かったんです。

まあ、各種携帯メーカーやショップもアホじゃありません。
携帯バブルで契約が乱雑してても、携帯本体はタダじゃないのです。

それが僕なんかが携帯本体を無料で手に入れてるものですから対策はしてきます。

ブラックリストならぬ短期解約リストというのが作られて、短期で契約、解約を繰り返す人が新たに携帯を契約できなくなるようになったんです。

そんな中、お母さんから慌てて一本の電話が来ます。

「アンタ何したの!! 警察が来てるんだけど」

続く

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