株式会社セブンコードに来社したことはありますか。
ご来社になったら、きっと入り口にある『あるもの』に注意してください。実は、会社の玄関に足つぼマットが設置されています。しかも1枚でなく、3枚並べてあります。一応公式的には『俺の愛する社員たちの健康のためだよ!』という理由で設置されましたが、ほとんどの社員が帰る時にマットをサイドに移動して、避けながら帰ります。もしかしたら、このマット実は『社員が夜に帰れないように設置される罠』かもしれないです。ちなみに毎日ちゃんと踏んでいる濱野社長は:
社員の誰よりも先に、一番最初に入院しました。
ブラック企業なのに、大変諷刺ですね。
足裏健康法やツボなどの反射療法は、元々アメリカのWilliam H. Fitzgerald(ウィリアム・フィッツジェラルド)医師の研究により発祥された、科学的根拠があります。その後、台湾式・イギリス式など様々な流派が現れて、現在のように発展してきました。足裏健康法の歴史が長い台湾では、数年前にこういうことがありました。

台湾のほとんどの公園には足つぼ細道があちこちありました。これで、老人が公園を散歩する時についでに足つぼを刺激して健康になる趣旨で設計されました。しかし、公園の足つぼ細道は明確な制作基準はありません。内臓反射区の場所から、石の材質・形・硬さなどすべてばらばらです。なので、建設当時に『本当に健康になれるかどうか』という議論がありました。

実際運用し始めたら、多くのお年寄りさん・子どもは毎日足つぼ細道を利用していました。しかし、足つぼ細道の石は尖すぎ、密集過ぎるので、踏む人の健康状態を問わず足が痛くなります。痛みを我慢して質の悪い石を毎日踏むと、足の怪我につながります。炎症、組織断裂……実にこれが原因で足裏の腱組織にダメージを受けてしまった人が多いです。最悪の場合は足底筋膜炎になる人も少なくありませんでした。

もちろんリフレクソロジーは疲労改善、身体各部位の痛みを治す効果があります。しかし『足つぼ細道を使う利点より、悪い点のほうが多いと考えられます。』と骨科の専門家・高 拔萃(コウ)医師が反論しました。長い時間に足つぼ細道を歩くと、体重を支える足の圧力分布がアンバランスになり、足がダメージを受けてしまいます。また、人間は年をとると、足裏の筋肉・脂肪量も同時に減ります。なので、足つぼ細道の石を踏むと足底筋膜炎になるきっかけになる原因の一つになると考えられます。

足裏、関節の病気以外にも、お年寄りさんは足つぼ細道の石のせいでバランスがとれず、滑ってしまう事件も多発しました。『痛いほど健康にいい』と、よく誤解する人も多いようです。香港浸会大学体育系の雷 雄徳(ライ)副教授はこう言います:『生物学的に「痛覚」という刺激・物理体験は、体に危険が迫っているシグナルとする機能の存在であります。痛みを我慢して無理矢理に踏み続けるより、このシグナルを感じた途端やめたほうが無難です。』

確かに、厳密にいうと足裏健康法や鍼灸などは民間療法の部類に入っています。安全性・有効性が未だに分からないにも関わらず、インターネットに質の悪い商品・間違っている教学サイトが多く存在しているのも事実です。適当に試したり、ハマったりすることは、どれが正しいかどれがウソかを分別できない素人にとってこれ以上危険なことはありません。結局台湾政府も多くの怪我人が出たので、公園に設置されたすべての足つぼ細道を撤収し、今後の設置もすべて禁止する命令を下しました。













つづく

