電話が鳴るたびに、仕事を止めていませんか!?電話は会社の入り口です。出られる人が決まっていない会社では、大事なお客さんの電話ほど取りこぼし、その仕事はそのまま他社に行きます。
しかも社員が少ない会社では、結局いちばん手が空いていそうな社長や役員が受話器を取り、出てみたら営業電話だった、なんてことが毎日のように起きています。そんな会社に向けて、セブンコードが1日30〜45分かかっていた電話対応を0分にし、経営陣が電話に出ることもほぼなくなった電話対応AIの活用方法を紹介します!
- 会議中も移動中も電話に出ている経営者
- 電話番のために人を雇うか迷っている経営者
- 営業電話の相手で、自分の仕事が進まない担当者
- 電話に取られている人件費が、月いくらか計算できる
- 何人分の仕事がAIに移るかわかる
- AIに出てもらう電話と、人が折り返す電話を分けられる
- 今の電話番号のまま、AIの電話受付を始める手順がわかる
目次
電話対応AIはどこまで電話に出てくれる?
電話対応AIに任せられるのは「出る・聞く・分ける・知らせる」の4つ。電話に出て用件を聞き、営業電話をお断りし、担当者に要約を届けるところまではAIがやります。人に残るのは、折り返すかどうかの判断と、折り返しそのものです。
ハマノーンで、電話のどこまでをAIがやってくれるんだ?
すずき電話に出て、用件を聞いて、担当者にメールで知らせるところまでです。
ハマノーン出るだけじゃなくて、聞いてメールまでするのか。
すずきはい。人に残るのは「折り返すかどうか」と、折り返しそのものです。表にまとめました。
| Lv | 中身 | 電話だと |
|---|---|---|
| Lv1 | 電話のAI(AIの電話受付・通話の記録) | 電話に出る、用件の聞き取り、営業電話のお断り、要約メール、文字起こし |
| Lv2 | 生成AIで台本と整理を助ける | 応答の台本づくり、よくある質問の答え、折り返しリストの整理 |
| Lv3 | 回す人 | 応答内容の設計、通知先の決定、折り返し、難しい電話への対応 |
会社にかかってくる電話を、仕事ごとに分けるとこうなります。
| 業務 | AI任せ度 | どのLvでやるか | 人に残ること |
|---|---|---|---|
| 電話に出て名乗る | Lv1 | 最初に名乗り方を決める | |
| 会社名・名前・電話番号・用件の聞き取り | Lv1 | 聞き取る項目を決める | |
| 営業電話の判別とお断り | Lv1 | 「営業電話」の決め方を見直す | |
| 担当者への通知(メール) | Lv1 | 用件ごとの通知先を決める | |
| 通話の文字起こし・要約 | Lv1 | 気になる電話だけ録音を聞く | |
| 折り返しリストの作成 | Lv1+Lv2 | 急ぎかどうかの判断 | |
| 営業時間外・休日の受付 | Lv1 | ― | |
| よくある質問への回答 | Lv1+Lv2 | 答える内容を決めて、古くなったら直す | |
| 折り返し | Lv3 | 担当者が折り返すかどうか決めて、電話する | |
| クレーム・謝罪・値段の交渉 | Lv3 | 人が出る(難しい電話は人が受ける形にもできる) |
AIが得意なのは「出る・聞く・分ける・知らせる」
何回かかってきても同じ声で出る。名前と番号と用件を聞く。営業電話かどうか見分ける。聞いた内容をまとめて担当者に送る。電話番の仕事の大半は、この繰り返しです。しかもAIは、夜中でも休日でも出ます。
ハマノーン夜中も休みの日も出るのか。しかも残業代はいらないんだな。
すずきはい。ただ、電話の向こうの人に「どうするか」を決めるのは人の仕事です。
人が要るのは「判断・謝罪・約束」
次のような電話は、AIだけでは終わりません。
- 取引先から「納品が遅れている」とクレームが入った
- お客さんから「今日中に見積もりがほしい」と急ぎの依頼が来た
- 値段や納期を、その場で約束してほしいと言われた
- 用件がはっきりしないまま、「社長につないで」と言われた
ハマノーンじゃあ「値引きしてくれ」って電話も、AIがうまく断ってくれるのか?
すずき断るのも受けるのも、お金の約束は人が決めます。AIは「担当から折り返します」と預かるところまでです。
AIは用件を預かって、正しい人に渡すところまでが仕事です。謝る・約束する・決めるは人がやります。ここを決めないままAIを入れると、「AIが勝手に何か言ったらしい」という一番こわい状態になります。
セルフチェック:あなたの会社はどのLvまで必要?
当てはまるものを数えてください。
- 電話が1日3件以上かかってくる
- かかってくる電話の半分くらいが営業電話だ
- 社長や役員が電話に出ることがある
- 電話番の人がいない、または1人しかいない
- 会議中・移動中に鳴った電話を取りこぼしている
- 営業時間外や休みの日にかかってきた電話が分からない
- 折り返しを忘れて、お客さんに怒られたことがある
- 誰あての電話か、出た人が毎回聞き直している
- 電話のメモが付箋やチャットに散らばっている
- AIの電話受付を使ってみたいが、設定する時間がない
- 0〜2個:Lv1(電話のAI)を入れるだけで十分楽になります
- 3〜5個:Lv2(生成AI)で台本と折り返しの整理まで作ると、電話がほぼ気にならなくなります
- 6個以上:足りないのはツールではなく「回す人」です
ハマノーンうち、8個当てはまったぞ。
すずきそれはAIより先に、電話を「回す人」が足りていない状態です。
ハマノーンでも、電話番のためだけに人を雇うのはもったいないぞ。
すずきなら、電話の設定から回すところまで外に投げてください。ウチが引き取ります。
Lv1:AIの電話受付には「出るAI」と「書くAI」がある
電話のAIは、大きく2種類。電話に自分で出て用件を聞く「出るAI(AIの電話受付)」と、人が出た電話を文字にして要約する「書くAI」です。電話番を減らしたいなら、必要なのは「出るAI」です。
ハマノーンAIの電話って、どれも同じじゃないのか?
すずき違います。電話に出てくれるAIと、人が出た電話を記録するAIがあります。
ハマノーン記録するほうを入れても、電話には結局ワシが出るってことか。
すずきそうです。社長が出ないで済むのは「出るAI」のほうです。
AIが電話に出る仕組みは、音声を文字にする(音声認識)→ 何を言っているかを理解する → 声で返す(音声合成)の3つでできています。昔の「〇〇の方は1番を押してください」という自動音声(IVR)と違って、相手はふつうに話すだけで済みます。
下の表は、電話のAIを出している主なサービスと、各社が公式に出しているAIの機能・生成AIとの連携をまとめたものです(2026年9月29日に各社の公式サイトの情報で確認。比べて優劣をつけるための表ではありません)。
| サービス | ツール内のAI機能(公式) | 生成AIとの公式連携 | 公式の根拠 |
|---|---|---|---|
| 株式会社インターコード(セブンコードグループ) | AIが24時間365日電話に出る。用件の聞き取り、要約メール、全文の文字起こし、営業時間内は人・時間外はAIの組み合わせ | ―(自社開発のAI) | 社畜る AIの電話受付 |
| IVRy(アイブリー) | AIの電話受付(24時間の一次対応)、通話の文字起こし・要約、営業電話のブロック | アイブリー、ChatGPTのAI電話、Google Cloud 公式ブログ | |
| fondesk IVR | AIが用件と連絡先を聞き取り、内容を整理して知らせる | fondesk IVR | |
| LINE WORKS AiCall | AIのボイスボットが予約・注文・問い合わせの一次対応 | LINE WORKS AiCall | |
| MiiTel Phone | 人が出た通話の録音・文字起こし・要約(書くAI) | MiiTel、プレスリリース | |
| Dialpad | Dialpad Ai(リアルタイムの文字起こし、通話サマリー)(書くAI) | Dialpad AI | |
| BIZTEL | 通話の音声認識、AI連携で要約・評価(書くAI) | BIZTEL AI連携 |
「生成AIとの公式連携」の列は、外部の生成AI(ChatGPT・Gemini など)を使った機能や連携を、サービスの会社か生成AIの会社が公式に発表しているかどうかを表します。○=公式に発表あり/×=公式の発表を確認できなかったもの/―=自社開発のAIで、外部の生成AIとの連携を公開していないもの。
今使っている電話の仕組み(固定電話・クラウドPBX・スマホ)は、ほとんどの場合そのままで大丈夫です。AIの電話受付は、今の番号にかかってきた電話をAIへ転送して使うものが多く、番号を変える必要はありません。公式の生成AI連携がないサービスでも、要約メールや文字起こしを書き出せば、Lv2の生成AIで整理できます。
AIの電話受付は5ステップで動き出す
AIの電話受付でやることは5つだけ。①聞く項目を決める ②通知先を決める ③営業電話のルールを決める ④転送してテストする ⑤折り返しの回し方を決める。一番時間がかかるのは①と②で、ここは機械の設定ではなく「会社のルール決め」です。
ハマノーンなら、今日中に全部設定しといてくれ。
すずき転送の設定だけなら早いです。でも「誰に何を知らせるか」は社長にしか決められません。
ハマノーンえ、ワシの宿題なのか。
すずき最初の1回だけです。手順は5つなので、順番に説明します。
会社名、お名前、電話番号、用件。まずはこの4つで十分です。業種によっては「現場の住所」「注文番号」「希望の日時」などを足します。聞く項目を増やすほど、相手の電話は長くなります。本当に折り返しに要るものだけにします。
「見積もりの話は営業のAさん」「請求の話は経理のBさん」「採用の話は人事」のように、用件と通知先を1枚の表にします。セブンコードでは、AIが用件から担当者を判別して、その人にメールで知らせています。この表がないと、全部の通知が社長に届きます。
ハマノーン用件の振り分けまでAIがやるなら、表なんていらないんじゃないか?
すずきAIは表を見て振り分けます。表がなければ、振り分ける先がありません。
ハマノーン……新人に「誰に回せばいいですか」って毎回聞かれるのと同じか。
すずきそうです。そのかわり、一度覚えたら二度と聞いてきません。
「どこまでを営業電話としてお断りするか」を決めます。売り込み、アンケート、名簿の確認などはお断り。一方で、取引先からの新しい提案まで断ると困る会社もあります。迷うものは「お断りせずに要約だけ届ける」にしておくと、取りこぼしがありません。
今の電話番号から、AIの番号へ転送を設定します。設定したら、社内の人が「お客さん役」「営業電話役」「聞き取りにくい人役」で何本かかけてみて、要約メールの中身と通知先が合っているかを確かめます。
AIが受けた電話は、要約つきの「折り返しリスト」になります。あとは、誰がいつ見て、折り返したかをどこに残すかを決めるだけです。
- 通知は担当者本人に届く
- 折り返すかどうかは担当者本人が決める
- 急ぎの用件はその日のうちに折り返す
- 気になる電話は、要約だけでなく録音か全文の文字起こしで確認する
サービスごとの設定ポイント
- インターコード(社畜るの「AIの電話受付」):どう答えて、どこへ知らせるかを「応対カード」で決め、専用の転送先の番号にメール報告のテストをしてから始めます。開始日に今の番号から転送を切り替えれば、番号はそのまま使えます。設定と会社ごとのカスタマイズは、インターコード側で行います
- IVRy:AIの電話受付と文字起こし・要約、営業電話のブロックを、自社の管理画面で設定します
- MiiTel Phone・Dialpad・BIZTEL:人が出る電話を文字にして要約する「書くAI」です。電話に出る人を減らすのではなく、出たあとのメモや報告を減らすのに向いています
画面やメニューの名前は変わることがあります。各社の公式ヘルプもあわせて確認してください(2026年9月時点)。
Lv2:ChatGPTやClaudeは電話の「台本係」
ChatGPTやClaudeの出番は、電話に出る前と後です。AIの応答の台本づくり、よくある質問の答えの下書き、たまった要約から折り返しリストを整理するところ。ChatGPTやClaudeのアプリそのものが、会社の電話に出るわけではありません。
ハマノーンChatGPTに電話番をやらせれば、全部タダで済むんじゃないか?
すずきChatGPTのアプリには、会社の電話に出る機能はありません。電話に出るのはLv1のAIで、ChatGPTは台本と整理の係です。
ハマノーンタダで電話番、夢だったのに……。
ChatGPT・Claude・Gemini・Microsoft Copilot などの生成AIは、電話のAIの「外側」で役に立ちます。電話のAIが「受付係」なら、生成AIは「台本を書く係」と「メモを整理する係」です。
電話で生成AIが使える5つの場面
- 応答の台本づくり:会社の名乗り方、聞く項目、お断りの言い方をたたき台にする
- よくある質問の答え:営業時間、場所、支払い方法など、何度も聞かれることの答えをそろえる
- 営業電話のルールづくり:「断る電話」「要約だけ届ける電話」の線引きを文章にする
- 折り返しリストの整理:たまった要約メールを、急ぎ・担当者・用件別に並べ替える
- 文字起こしからの気づき:1か月分の文字起こしから、よく聞かれることや取りこぼしを探す
そのまま使えるプロンプト例
あなたは中小企業の電話受付の担当です。次の会社の、電話の一次受付の台本を作ってください。
聞く項目は「会社名・お名前・電話番号・ご用件」の4つだけにしてください。
値段・納期・契約の約束はせず、「担当者から折り返します」と預かる形にしてください。
会社の情報:〔業種〕〔営業時間〕〔よくある用件を3つ〕
次の「最近かかってきた電話の用件」を、
A:お断りする電話 B:要約だけ担当者に送る電話 C:すぐ担当者に知らせる電話
の3つに分けて、分けた理由を表にしてください。迷うものはBにしてください。
【用件の一覧】(貼り付け。相手の名前・電話番号は消してある)
次の要約メールの一覧を、折り返しリストにしてください。
列は「急ぎ度(高・中・低)」「担当者」「用件の一言まとめ」「折り返しの期限」。
急ぎ度は断定せず、判断の理由を一言そえてください。
【要約メールの一覧】(貼り付け。電話番号は下4けただけ残す)
ハマノーンこれなら、台本もワシが一から考えなくていいな。
すずきはい。ただ、最後に「うちの会社として言っていいか」を決めるのは人です。そのための一文もプロンプトに入れてあります。
やってはいけない使い方
- 相手の名前・電話番号・用件をそのまま貼らない。消すか、下4けただけにする
- 生成AIが作った台本を、確認しないまま電話のAIに入れない。値段や納期を約束する言い回しが混ざっていないか、人が読む
- 社内のルールを先に決める。どのAIを、誰が、どのデータで使っていいか。法人向けのプランや設定なら、入力したデータはAIの学習に使われません(ChatGPTはBusiness・Enterprise、ClaudeはTeam・Enterprise、GeminiはGoogle Workspace版、Microsoft Copilotは職場のアカウント。2026年9月時点の各社公式の説明)。無料版や個人向けのプランは、設定しだいで学習に使われることがあります
Lv3:AIを入れたのに電話が回らない5つの理由
AIが電話に出てくれても、「回す人」がいなければ電話は止まります。止まる理由は、だいたいこの5つです。
ハマノーンAIが電話に出る。これで電話のことは一生考えなくていいな!
すずき社長、AIからの要約メールが、未読のまま山になってます。
ハマノーン……なんでそうなるんだ。
すずき原因はだいたい次の5つです。
① 聞く項目と通知先を決める人がいない
AIの電話受付は、入れた日から賢いわけではありません。何を聞いて、誰に知らせるか。ここを決めないまま始めると、AIは全部の電話を「とりあえず代表アドレス」に送ります。代表アドレスを見るのは、たいてい社長です。
② 要約メールを誰も読まない
ハマノーンメールなら全部届いてるぞ。ワシの受信箱に。
すずき届いているのと、読まれているのは別です。
AIが用件をきれいにまとめても、読まれなければ留守番電話と同じです。担当者ごとに届く形にしないと、「誰かが見ているだろう」で全員が見ません。
③ 折り返しが放置される
要約メールを開いて「あとで折り返そう」と思い、そのまま3日。電話のAI化が止まる瞬間は、だいたいこれです。電話に出る時間はゼロになったのに、折り返しの山ができます。
すずき社長、そのメール、昨日も開いて閉じてましたよね。
ハマノーン……開いたから、読んだことにした。
④ 難しい電話の逃げ道がない
クレームや急ぎの電話まで、全部AIが「担当者から折り返します」と預かると、相手はますます怒ります。どんな電話は人に回すかを決めておかないと、AIが一番悪くない場面で悪者になります。
⑤ 設定を直す人がいない
新しいサービスを始めた、担当者が変わった、営業電話の手口が変わった。そのたびにAIの台本と通知先を直す人が要ります。最初に設定した人が辞めると、辞めた人あてに通知が飛び続けます。
ハマノーンつまり、AIが電話に出ても、回す人がいないと止まるってことか。
すずきそうです。Lv1とLv2はお金で買えますが、Lv3は人が要ります。
ハマノーンなら、電話番を1人雇うか。
すずき電話を回すためだけに1人雇うと、社会保険料も払います。辞めたらまたゼロからです。
ハマノーン……じゃあ、外に任せるしかないか。
すずきはい。その「回す人」ごと、社畜るに投げてください。
Lv1(電話のAI)とLv2(生成AI)はお金で買えます。Lv3(回す人)だけは、人がいないと始まりません。
【実例】セブンコードは電話に出る時間が1日0分に
セブンコードは、グループ会社のインターコードのAIに電話の一次受付を任せ、1日30〜45分かかっていた電話対応を0分にしました。経営陣や社内にいるメンバーが電話に出ることは、今は基本ありません。かかっている費用は月額1,980円です。
ハマノーンで、ワシらの会社の電話はどうなってるんだ?
すずき社長、最近会社の電話に出てませんよね。
ハマノーン言われてみれば、ここのところ出てないぞ。
すずきそれが実例です。
AIを入れる前
電話は1日3件以上かかってきて、そのうち多くが営業電話でした。電話番がいないので、出るのは「その場で電話を取れる人」。社内に常駐しているメンバーが少なく、鳴るたびに誰かの仕事が止まるのがストレスでした。経営陣が出ることも多く、電話対応だけで1日30〜45分ほど取られていました。
ハマノーンあのころは、電話が鳴るたびにワシの仕事も止まってたな……。
すずき出てみたら営業電話、が多かったですからね。
AIでやっていること
セブンコードの電話は、この記事のLv1〜Lv3のとおりに回しています。
- Lv1(電話のAI):株式会社インターコード(セブンコードグループ)の「AI電話代行」。AIが一次受付をして用件を聞き取り、営業電話を判別してお断りします。営業時間外の電話も受けます
- Lv1〜Lv2(AIの判断と整理):通話を文字起こしして要約し、AIが用件から担当者を判別して、その人にメールで知らせます。折り返しが必要なものは折り返しリストになります
- Lv3(人):折り返しだけ。折り返すかどうかは、通知を受けた担当者本人が決めます。折り返す人は、問い合わせの中身によって変わります
その結果、電話に出る時間は1日30〜45分から0分になりました。経営陣も社内のメンバーも、電話に出ることは基本ゼロ。必要なものだけ、折り返しで済んでいます。費用は月額1,980円です。
人がやる仕事は、折り返しのほかにありません。聞き取り、お断り、通知、要約、リストづくりが、全部AIに移りました。
ただし、最初からうまくいったわけではありません
最初は、AIの応答が遅すぎました。相手が話し終わってから、AIが返事をするまでに間があく。その間に、ストレスを感じる相手が一定数いました。電話の相手にとっては、AIかどうかより「待たされるかどうか」のほうが大事です。
インターコードのAIでは、応答の速さを上げる開発に、かなりのコストがかかりました。最終的には最新のAIに組み替えたことで応答がかなり速くなり、今は応答についてのクレームはなくなっています。
もう1つ苦労したのが、音声を解析して文章に要約するところです。AIの能力が低かった時期は、音声から文章にまとめる精度が足りず大変でした。ここはAIの進化とともに解決していきました。
ハマノーンお客さんを待たせるAIって、一番まずいやつじゃないか!
すずきはい。速くするための開発を重ねて、最後はAIごと組み替えました。
ハマノーン……ワシなら、待たされた時点で電話を切ってるぞ。
すずきなので、AIは「入れて終わり」ではありません。速さも中身も、直し続けるのがLv3の仕事です。
ハマノーンこの値段で、ワシが電話に出なくてよくなったのか! 今年いちばん安い買い物だぜ!
すずきその浮いた時間で、今日の会議には遅れないでください。
電話番の人件費はいくら減る?何人分の仕事が浮く?
電話対応のAI化で浮く仕事は、1日30〜45分が0分になった場合で月10〜15時間、0.06〜0.09人分です。人数にすると小さく見えますが、本当に大きいのは「誰の時間が止まっていたか」。浮いた人をすぐに解雇はできないので、採用しない・別の仕事に回す形で人件費を下げます。
ハマノーン前置きはいい。で、結局何人クビにできるんだ?
すずきその前に、今の電話にいくらかかっているかを計算します。
いまの電話対応の人件費を出す
電話対応の人件費は、電話番を置いているかどうかで計算が変わります。
電話番を置いている会社:人件費(月)= 月給 × 人数 × 会社負担の上乗せ分
会社負担の社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険など)は、給料の約16%です(東京・一般の事業で、40歳未満なら約15.7%、介護保険がかかる40〜64歳なら約16.5%。2026年度の協会けんぽの料率などから計算。業種・地域・年齢で変わります)。
例:月給25万円の電話番が1人いる会社
25万円 × 1人 × 1.16 = 月29万円
電話番を置いていない会社:人件費(月)= 電話に出ている時間 × 出ている人の時給
電話番がいない会社は、電話に出た人の時給で計算します。社長や役員が出ているなら、社長の時給で計算してみてください。たいてい一番高い電話番になっています。
ハマノーンワシの時給で計算したら、会社でいちばん高い電話番はワシじゃないか。
すずきそうです。しかも出てみたら営業電話です。
AIで何時間浮くかを出す
業務ごとに「今の時間」と「AI化した後の時間」を並べます。下はセブンコードの実際の変化です。自社の数字は、実際にかかっている時間で入れてください。
| 業務 | AI化する前 | AI化した後 |
|---|---|---|
| 電話に出る | その場で取れる人(経営陣も) | AIが出る(人が出るのは基本ゼロ) |
| 用件の聞き取り・メモ | 出た人が聞いてメモ | AIが聞き取り、文字起こしと要約 |
| 営業電話 | 出た人がお断り | AIが判別してお断り |
| 担当者への取り次ぎ | 出た人が担当者を探して伝える | AIが担当者を判別してメールで通知 |
| 営業時間外の電話 | 出られない | AIが受付 |
| 折り返し | 出た人の記憶とメモ頼み | 担当者が通知を見て判断 |
| 電話に出る時間(1日) | 30〜45分 | 0分 |
何人分の仕事が浮くか(=何人クビにできる、とハマノーンは言う)
浮く人数 = 浮いた時間 ÷ 1人の月の労働時間(例:160時間)
セブンコードの場合(電話対応が1日30〜45分から0分に。1か月の営業日を20日として計算)
30〜45分 × 20日 = 月10〜15時間 → 10〜15時間 ÷ 160時間 ≒ 0.06〜0.09人分
ハマノーン0.09人分浮くなら、1人クビだな!
すずき0.09人は切れません。四捨五入したら0人です。
ハマノーンぐはぁ!! ワシの爪の先くらいしか浮いてないじゃないか!
すずき時間は小さくても、止まっていたのは社長と、社内に残っている数少ないメンバーの手です。そこが一番高いんです。
電話対応のコストは「時間」より「中断」で効いてきます。30分の電話対応が1回でまとまっていればまだしも、実際は1日に何回も、会議中や作業の途中に割り込んできます。セブンコードでは、それが「常駐メンバーが少なくてストレス」「経営陣も時間を取られる」という形で出ていました。
【注意】AIを入れたから、という理由でクビにはできない
ここは真面目に書きます。日本では、会社が社員を自由に解雇することはできません。労働契約法16条で「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない解雇は無効」と定められています。人員削減のための解雇(整理解雇)は、人員削減の必要性・解雇を避ける努力・人選の合理性・手続きの妥当性の4つを総合して判断されます(厚生労働省委託の相談センターの説明)。
「電話はAIが出るので、明日から来なくていい」は、まず通りません。
ハマノーンクビにできないなら、AIを入れても意味がないじゃないか。
すずき意味はあります。電話番を新しく雇わずに済みますし、今いる人の時間の使い方も変わります。
浮いた人件費の使い道
- 電話番を採用しない:「電話に出る人がほしい」という理由の採用をやめる
- 売上につながる仕事に回す:電話番をしていた人を、見積もり、営業、お客さんへの対応に回す
- 経営陣の時間を取り戻す:社長が電話に出ていた時間を、会議や意思決定に使う
ハマノーンなら、来年の電話番の採用はナシだ。浮いた分で会社の屋上にでっかい看板を立てるぞ!
すずき看板の前に、電話番を雇う代わりに社畜るに外注してください。社会保険料もかかりません。
電話番は誰にやらせる?採用・社内・外注の月額を比べた
電話番を誰にやらせるかの選択肢は4つ。①電話番を採用 ②今の社員や社長が出る ③人の電話代行 ④AIの電話受付+人の業務代行。AIの電話受付は月額1,980円〜(税抜)で、月給25万円の電話番を1人雇う(社会保険料込みで月29万円)より、けた違いに安く済みます。
ハマノーン結局、誰に電話を任せるのが一番安いんだ?
すずき4つの方法を並べて比べます。
| ①電話番を採用 | ②今の社員・社長が出る | ③人の電話代行 | ④AIの電話受付+人の業務代行 | |
|---|---|---|---|---|
| 月額の目安 | 給与+社会保険料(約16%)+採用費。例:月給25万円なら約29万円 | 0円に見えるが、出た人の時間ぶんかかる(例:月10〜15時間) | 事業者の料金表しだい(受ける件数で変わる) | AIは月額1,980円〜(税抜・コール数無制限。別に電話番号の維持費1,000円)。人が動く作業は1時間3,000円 |
| 人件費との差 | ― | 出た人の時給 × 時間 | 任せる範囲しだい | 例:月給25万円の電話番1人(約29万円)より月28万円以上安い |
| 始めるまで | 採用に数か月 | すぐ | 事業者による | 打ち合わせと転送のテストのあと |
| 社内の手間 | 教育・シフト | 仕事が止まる | 小さい | 折り返しだけ |
| 営業時間外 | 残業かシフトが要る | 出られない | 事業者による | AIが24時間365日出る |
| 辞めるリスク | あり | ― | なし | なし(担当が変わらない) |
| 向いている会社 | 電話が1日中鳴り、その場で答える必要がある | 電話がほとんど鳴らない | 人の声で受けたい電話が多い | 電話番がいない、社長が出ている、営業電話が多い |
AIの電話受付の料金は、社畜るの「AIの電話受付」の料金(2026年9月時点)より。社会保険料の率は、先ほどの人件費の計算と同じです。
AIに任せた後に残る仕事を外に出すといくら?
セブンコードの場合、AIの電話受付を入れた後に人に残ったのは折り返しだけです。折り返しは担当者本人がやるのがいちばん早いので、外に出していません。
一方で、「聞く項目や通知先の設定を見直す人がいない」「難しい電話だけは人に受けてほしい」という会社は、その部分だけを人に任せられます。人が動く作業は1時間3,000円なので、たとえば月5時間なら次のとおりです。
AIの電話受付 1,980円 + 5時間 × 3,000円 = 月16,980円(税抜。別に番号の維持費)
ハマノーン電話番を1人雇うより、けたが1つ少ないじゃないか。
すずきしかも、夜中も休みの日も出ます。辞める心配もありません。
AIの電話受付にもデメリットはある
- 応答が遅いと、相手が待たされてストレスになる(セブンコードも最初はここでつまずきました)
- 聞き取りや要約がずれることがある。気になる電話は、録音か全文の文字起こしで確かめる
- 値段や納期など、その場で答えが要る電話には答えられない。預かって折り返す形になる
向いていない会社もあります
- 電話が月に数本しか鳴らず、社長が出ても困っていない → 今のままで十分です
- ほとんどの電話が「その場で答えないと仕事にならない」 → AIが預かって折り返す形が合いません。人が受ける形を考えてください
ハマノーンワシの会社はどうだ?
すずき営業電話ばかりで、社長が出ていたので、ど真ん中です。
電話をAIに任せても大丈夫?録音と個人情報の線引き
電話をAIに任せるときに気をつけるのは、録音と個人情報の扱いです。通話の中身が個人情報にあたるなら、利用目的を知らせるか公表する必要があります。一方で、謝罪・約束・お金の判断は、AIではなく社内の人に残します。
ハマノーン録音した電話なんて、ワシの好きに使っていいだろ。
すずきだめです。個人情報にあたる録音は、何に使うかを知らせるか公表するルールがあります。
ハマノーン……ルールがあるなら、先に言ってくれ。
すずき今から説明します。
録音と個人情報のルール
個人情報保護委員会のQ&Aでは、通話の内容から特定の個人を識別できる場合、その録音は個人情報にあたるとしています。この場合、会社は個人情報の利用目的を通知するか公表する必要があります。一方で、「録音していること」自体を相手に伝える義務まではない、という整理です(個人情報保護委員会 FAQ)。
実際の運用では、次の2つをやっておけば安心です。
- 会社のプライバシーポリシーに「お問い合わせの電話の内容は、対応の品質向上と記録のために録音・文字起こしすることがある」と書いておく
- 必要なら、AIの最初のあいさつに「このお電話は録音しています」とひと言入れる
社内に残すべき仕事
- 折り返すかどうかの判断と、折り返し
- クレームへの謝罪と、その後の対応
- 値段・納期・契約の約束
ハマノーンクレームの電話くらい、AIが謝っておいてくれ。
すずき謝るのと、どう直すかを約束するのは人の仕事です。そこはAIに預けたら、かえって火が大きくなります。
AIの電話受付を選ぶときの確認ポイント
- 今の電話番号のまま使えるか(転送で使えるか)
- 聞く項目・通知先・お断りのルールを、会社ごとに決められるか
- 要約だけでなく、録音や全文の文字起こしで中身を確かめられるか
- 難しい電話だけ人が受ける形にできるか
- 営業時間外や休日も出てくれるか
- 料金は月額か、1コールごとか
- 設定を変えたいときに、誰が直してくれるか
- 受けた電話の内容をどう守るか(情報の管理)
よくある質問
電話に出る、用件を聞く、営業電話を断る、担当者に知らせる、までならAIで完結します。ただし、折り返すかどうかの判断と折り返しそのもの、クレームや値段の約束は人が必要です。セブンコードでも、人に残っているのは折り返しだけです。
嫌がられやすいのは、AIかどうかより応答の遅さです。セブンコードでも、最初はAIの返事が遅く、ストレスを感じる相手が一定数いました。最新のAIに組み替えて応答を速くしてからは、応答についてのクレームはなくなっています。
ChatGPTやClaudeのアプリそのものには、会社の電話に出る機能はありません。電話に出るのはAIの電話受付の仕事で、ChatGPTは応答の台本づくりや、よくある質問の答え、たまった要約から折り返しリストを整理するのに使います。相手の名前や電話番号は、消してから入力してください。
使えます。今の番号にかかってきた電話を、AIの番号へ転送して使う形が一般的です。電話番号を変えたり、お客さんに新しい番号を知らせたりする必要はありません。
断れます。セブンコードでは、AIが営業電話を判別してお断りしています。取引先からの提案など迷う電話は、断らずに要約だけ担当者に届けるルールにしておくと、取りこぼしがありません。
個人情報保護委員会のQ&Aでは、通話の内容が個人情報にあたる場合、利用目的の通知か公表が必要で、録音していること自体を伝える義務まではないとされています。プライバシーポリシーに録音・文字起こしの目的を書いておくのが確実です。
AIを入れたという理由だけで解雇することは、原則としてできません。解雇には客観的に合理的な理由と社会通念上の相当性が必要です(労働契約法16条)。電話番を新しく採用しない、別の仕事に回す、という形で人件費を下げます。
社畜るのAIの電話受付は、月額1,980円〜(税抜)でコール数は無制限です。別に電話番号の維持費が1,000円かかります。設定の見直しや難しい電話の受電など、人が動く作業は1時間3,000円です。
まとめ
電話対応AIとは、会社にかかってくる電話にAIが出て、用件の聞き取り、営業電話のお断り、担当者への要約メール、通話の文字起こし、折り返しリストの作成までを自動でこなす仕組みのことです。中小企業の電話は、①電話のAI(AIの電話受付)、②生成AIによる台本と整理の補助、③聞く項目や通知先を決めて折り返す人、の3つをそろえて初めて回ります。セブンコードは、この形で電話に出る時間を1日30〜45分から0分にし、月額1,980円で回しています。
Lv1の電話のAIと、Lv2の生成AIはお金で買えます。Lv3の「回す人」だけは、人がいないと始まりません。セブンコードの「AI×人の業務代行」は、AIの電話受付の設定から、会社ごとのカスタマイズ、難しい電話の受電まで、このLv3を引き受けるサービスです。
ハマノーンつまり、電話番はクビにできないけど、もう雇わなくていいってことだな。
すずきはい。そして、AIの設定と見直しは外に任せられます。
ハマノーンよし、社畜るに投げるか!
すずき投げてください。ぼくももう、営業電話には出たくないです。
ハマノーンでは、今日はこの辺で、GOOD BLACK😈






