営業資料づくりに、社長の夜の時間を使っていませんか!?営業資料は、商談の前に先方へ届く会社の顔です。作れる人が1人しかいない会社では、その人が辞めた日から古い資料の使い回しが始まり、提案の質がそのまま落ちます。
しかも少人数の会社ほど、提案の前の晩に社長がパワポの文字を詰めて、図形の位置を1ミリずつ直している、なんて話はよく聞きます。そんな会社に向けて、営業資料をデザインまでAIで作っているセブンコードが、書類作成AIの活用方法を紹介します!
- 提案の前の晩に、自分でパワポを作っている経営者
- 資料を作れる人が辞めて、古い営業資料を使い回している経営者
- 「営業資料はAIで作れ」と言われたが、何から始めればいいか分からない担当者
- 営業資料づくりの人件費が月いくらか、何人分の仕事がAIに移るかを自分で計算できる
- 今使っているPowerPoint・Googleスライド・CanvaとAIをつないで、デザインまで作る流れがわかる
- AIに任せていいところと、出す前に人が必ず見るところがわかる
目次
書類作成はどこまでAIに投げられる?
書類作成AIとは、営業資料・提案書・会社案内などの構成、文章、スライドのデザインをAIで作ることです。営業資料なら、骨組みからデザインまでAIで形になります。数字や実績が正しいか、その会社に何を約束するかは人が決めます。
ハマノーンはひふへほ〜ん。営業資料って、AIに「いい感じのやつ作って」って言えば終わりじゃないのか?
すずき形にはなります。ただ、AIはウチの実績も、先方が何に困っているかも知りません。
ハマノーンAIなのに、ワシの会社の自慢話を知らんのか。
すずき知りません。なので、どこまでAIで、どこから人かを先に分けます。
| Lv | 中身 | 営業資料だと |
|---|---|---|
| Lv1 | 資料ツールの自動化 | テキストからスライドを作る、デザインを整える、PowerPoint・PDFに書き出す |
| Lv2 | 生成AIで作業と確認を助ける | 構成の下書き、文章の言い回し、誤字や言い過ぎのチェック |
| Lv3 | 回す人 | 材料(実績・事例・料金)の確認、会社のテンプレートの管理、商談の声で直す |
営業まわりの書類を並べて、どのLvでやるかを整理するとこうなります。
| 書類・作業 | AI任せ度 | どのLvでやるか | 人に残ること |
|---|---|---|---|
| 営業資料の構成(話す順番) | Lv2 | 誰に何を売るかを決める | |
| スライドの文章 | Lv2 | 数字・実績・事例が正しいかの確認 | |
| スライドのデザイン | Lv1 | 会社のテンプレート・ロゴ・色を決める | |
| 図・グラフ・イメージ画像 | Lv1・Lv2 | 画像が他人の作品に似ていないかの確認 | |
| 先方ごとの提案書の作り分け | Lv1・Lv2 | 先方の課題を商談で聞いてくる | |
| 見積書 | Lv1 | 値引き・条件の判断 | |
| 請求書 | Lv1 | 例外の処理(請求書AIの記事で解説) | |
| 契約書・補助金の申請書類 | ― | 弁護士・行政書士の領域(下の「線引き」で説明) |
この記事は「営業資料(会社案内・サービス資料・提案書)」に絞ります。請求書の発行と催促の話は、請求書AIの記事に書いています。
AIが得意なのは「並べる・書く・整える・作り分ける」
話す順番を並べる。箇条書きを文章にする。文字の大きさと余白をそろえる。A社向けの提案書を、B社向けに作り直す。営業資料の時間のほとんどは、この繰り返しです。ここはAIと資料ツールが一番強いところで、夜中に図形を1ミリずつ動かす作業はほぼなくなります。
ハマノーン図形を1ミリずつ動かさなくていいのか! すげ〜!!
すずき夜中に1ミリずつ動かす図形も、AIなら一瞬でそろえます。
人が要るのは「材料・約束・権利」
次のような場面は、AIだけでは決められません。
- 資料に載せる実績の数字が、最新かどうか
- 「導入3日」「業界No.1」のように、言い切っていいかどうか
- その先方に、どこまで値引きや納期を約束するか
- AIが作った画像が、どこかで見たイラストにそっくりなとき
- 商談で「この資料のここが分かりにくい」と言われたとき
ハマノーン数字なんて、AIに盛らせておけばいいだろう。どうせ誰も確かめん。
すずき先方は確かめます。盛った数字は、商談の場で一発でバレます。
ハマノーン……ワシの信用が。
AIは整った資料を作るのは得意ですが、「この数字は先月から変わった」「この会社にはこの事例が効く」は知りません。だから、AIの後ろに人の確認を1段だけ残します。
セルフチェック:あなたの会社はどのLvまで必要?
当てはまるものを数えてください。
- 営業資料を、社長か役員が自分で作っている
- 提案の前の晩に、資料を作っていることがある
- 営業資料の最新版がどれか、すぐに分からない
- 会社のテンプレート(ロゴ・色・フォント)が決まっていない
- 営業ごとに、資料のデザインがバラバラ
- 実績や事例の数字が、1年以上更新されていない
- 先方ごとに作り分けたいが、時間がなくて同じ資料を出している
- 資料を作れる人が1人しかいない
- AIで資料を作ってみたが、結局手で直している
- AIを使いたいが、設定する時間がない
- 0〜2個:Lv1(資料ツールの自動作成)だけで十分楽になります
- 3〜5個:Lv2(生成AI)まで入れると、構成と文章の時間がかなり減ります
- 6個以上:足りないのはツールではなく「回す人」です
ハマノーン6個以上って、ほとんどワシのことじゃないか。
すずき社長が夜にパワポを作っている会社なら、だいたい6個は超えます。
ハマノーンじゃあ、そういう会社はどうすればいいんだ?
すずきLv3を外に任せる手があります。資料の「回す人」ごと、ウチが引き取れます。
Lv1:その資料ツール、AIとつながってますか?
資料ツールは乗り換えなくて大丈夫です。PowerPoint・Googleスライド・Canva・Gammaなどの定番ツールは、どれもAIでスライドを作る機能を持っていて、PowerPoint・Canva・Gamma・Adobe Expressは、ChatGPTやClaudeなどの生成AIと公式につながると確認できました(2026年10月時点)。
ハマノーンAIで資料を作るなら、流行りのツールに乗り換えないといけないのか?
すずきいえ。今のツールのままで大丈夫です。PowerPointでも、AIは使えます。
ハマノーン乗り換えないで済むなら、ワシは大歓迎だ!
すずきまずは定番のツールが、どこまでAIとつながっているかを見ておきましょう。
下の表は、各社が公式に出しているAIの機能と、生成AIとの連携をまとめたものです(2026年10月2日に各社の公式サイト・公式ヘルプで確認)。
| ツール | ツール内のAI機能(公式) | 生成AIとの公式連携 | 公式の根拠 |
|---|---|---|---|
| PowerPoint | Copilotにプロンプトやファイル(Wordなど)を渡すと、プレゼンテーションの下書きを作る。テンプレートから始めるとテーマとデザインを保つ(Copilotのライセンスが必要) | PowerPointのCopilot、ChatGPT for PowerPoint、Claude for PowerPoint | |
| Googleスライド | Gemini in Google スライドで、プロンプトからスライドを生成・編集(2026年10月時点はパソコン・英語のみの試験提供、対象プランが必要) | Gemini in Google スライド | |
| Canva | スライド作成AI(テーマや文章から構成・文章・デザインを自動生成。PowerPoint・PDFで書き出し) | スライド作成AI、AI Connector | |
| Gamma | テキストからプレゼン・ドキュメントを生成(PDF・PowerPointで書き出し。生成にクレジットを使う) | Gamma MCP、Claudeのコネクタ | |
| イルシル | テキストやファイルからスライドを自動生成。3,000種類以上のテンプレート、PowerPointで書き出し | イルシル | |
| Adobe Express | 画像生成、テキストエフェクト生成。PowerPointのスライドを取り込んで編集 | Adobe Express、Adobe Connectors |
○=公式で提供/×=公式の提供を確認できなかったもの。MCPは、ChatGPTやClaudeなどの生成AIから外部のサービスを操作するための仕組みです。
見てのとおり、「テキストからスライドを作る」はもうどのツールでもできます。違いが出るのは会社のテンプレートを守れるかです。PowerPointのCopilotは、テンプレートから始めるとテーマとデザインを保つ、とMicrosoftの公式ヘルプにあります。Claude for PowerPointも、スライドマスターを引き継いで作る、と公式に書かれています。
公式の生成AI連携がないツールでも困りません。構成と文章をLv2の生成AIで作ってから、ツールに貼り付ければ同じ流れで作れます。
ハマノーンどのツールもAIだらけか。じゃあ資料は全部AIにお任せだな!
すずき形は作ってくれます。でも、載せる実績を選ぶのは人です。
ハマノーンAIが勝手にワシの武勇伝を選んでくれるんじゃないのか!
すずき武勇伝より、先方に効く事例を選びます。それが人の仕事です。
営業資料×AIは5ステップで作る
営業資料×AIでやることは5つ。①材料と会社の型を集める ②生成AIで骨組みを作る ③資料ツールでデザインする ④人が確認する ⑤商談で使って直す。どのツールでも流れは同じです。
ハマノーンなら、明日の商談の資料を今から全部AIで作っといてくれ。
すずき今夜もですか……。手順は5つだけなので、順番にいきます。
実績の数字、お客様の事例、料金表、よく聞かれる質問。それと、会社のテンプレート(ロゴ・色・フォント)。ここがフォルダとメールと社長の頭の中に散らばっていると、AIは中身のない資料しか作れません。
営業資料のAI化は、この「材料の棚」が9割です。材料が古いと、古い数字がきれいなデザインで毎回出ていきます。
ハマノーン実績なら、ワシの頭の中に全部入ってるぞ。
すずき頭の中のものは、AIは読めません。1回ファイルに書き出してください。
ChatGPT・Claude・Geminiなどに、誰に・何を・どの順で話すかを先に作らせます。いきなりスライドを作らせるより、骨組みを人が確認してから作るほうが、やり直しが減ります。下のLv2のH2に、そのまま使えるプロンプトを載せています。
骨組みが決まったら、資料ツールでスライドにします。必ず自社のテンプレートから始めます。白紙から作らせると、毎回ちがう色・ちがうフォントの資料ができて、営業ごとにデザインがバラバラになります。
AIが作った資料は、そのまま先方に出しません。最低でもここは人が見ます。
- 実績・料金・日付などの数字が、最新で正しいか
- 「No.1」「必ず」「最安」など、根拠のない言い切りがないか
- AIが作った画像が、他人の作品やキャラクターに似ていないか
- 先方の社名・担当者名が、別の会社のままになっていないか
ハマノーン確認なんて面倒だ。AIが作ったんだから、そのまま出せ!
すずき前の会社の名前が残ったまま出したら、その商談は終わります。
ハマノーン……ワシなら、やりかねんな。
商談で聞かれた質問、反応がよかったスライド、飛ばされたスライド。これを次の版に戻します。資料は作って終わりではなく、使うたびに直すものです。直した版を「最新版」として1か所に置き、古い版は消します。
ツールごとの設定ポイント
- PowerPoint:会社のテンプレート(スライドマスター)を作ってから、Copilotに「この資料をもとにプレゼンを作って」とWordなどのファイルを渡します。Copilotのライセンスが必要です。ChatGPTやClaudeを使っているなら、PowerPointの中で動く公式のアドイン(ChatGPT for PowerPoint/Claude for PowerPoint)も選べます
- Googleスライド:Gemini in Google スライドでスライドを生成できますが、2026年10月時点ではパソコン・英語のみの試験提供です。日本語の資料は、生成AIで作った骨組みを貼り付けて作るほうが確実です
- Canva:スライド作成AIにテーマや文章を入れると、構成・文章・デザインまで自動で作ります。ChatGPTやClaudeからAI Connectorでつなぐと、チャットからCanvaのデザインを作ったり、ブランドキット(有料プラン)を当てたりできます
- Gamma:テキストを貼るとプレゼンになり、PowerPoint・PDFで書き出せます。ClaudeやChatGPTのコネクタから作ることもできます。生成のたびにクレジットを使います
- イルシル:日本語のビジネス資料向けのテンプレートが多く、テキストやファイルからスライドを作ってPowerPointで書き出せます
- Adobe Express:Claudeなどで作ったデザインをAdobe Expressで開き、文字・画像・レイアウトを1つずつ直せます
画面やメニューの名前、提供範囲は変わることがあります。各社の公式ヘルプもあわせて確認してください(2026年10月時点)。
Lv2:ChatGPTやClaudeは営業資料の下書き係
ChatGPTやClaudeなどの生成AIは、営業資料では、構成の下書き、文章の言い回し、先方ごとの作り分け、誤字や言い過ぎのチェックに使えます。ただし「何を約束するか」「どの実績を載せるか」は人が決めます。
ハマノーンChatGPTに「売れる資料を作れ」と言えば、売れるんじゃないのか?
すずき売れそうな言葉は並べてくれます。でも、ウチの何が売りかは、こっちが教えないと分かりません。
ハマノーンワシの会社の売りくらい、察してくれ。
すずき察しません。材料を渡してください。
ChatGPT・Claude・Gemini・Microsoft Copilot などの生成AIは、資料ツールの「外側」で資料づくりを手伝います。ツールの中のAIが「デザイン係」なら、生成AIは「下書き係」と「チェック係」です。
営業資料で生成AIが使える5つの場面
- 構成の下書き:誰に・何を・どの順で話すかを、スライド10枚分の見出しにする
- 文章の言い回し:箇条書きのメモを、先方に伝わる短い文章に直す
- 先方ごとの作り分け:業種や規模に合わせて、同じ資料の事例と言い方を入れ替える
- 言い過ぎのチェック:根拠のない「No.1」「必ず」などの言い切りを洗い出す
- 想定質問の洗い出し:先方の決裁者が聞きそうな質問と、その答えのスライドを考える
そのまま使えるプロンプト例
あなたは中小企業向けのBtoB営業の資料を作る担当者です。
次の材料をもとに、商談で使う営業資料(スライド10枚)の構成を作ってください。
各スライドについて「見出し」「伝えること(2行以内)」「入れる図や表の案」を表にしてください。
材料にない数字・実績は作らず、足りない材料は「要確認」として最後に一覧にしてください。
【売るもの】
【先方の業種・規模・困っていること】
【実績・事例】(社名は記号に置き換え済み)
【料金】
次の営業資料の文章を、「従業員30名の製造業の社長」向けに書き直してください。
専門用語は言い換え、事例は製造業に近いものを優先して並べ替えてください。
元の資料にない実績や数字は足さないでください。
【元の資料の文章】(貼り付け)
次の営業資料の文章から、
①根拠が書かれていない言い切り(No.1、必ず、最安、業界初など)
②数字の出典や時点が書かれていない箇所
③先方に誤解されそうな表現
を抜き出し、理由と直し方の案を表にしてください。断定せず「確認すべき点」として書いてください。
【営業資料の文章】(貼り付け)
ハマノーン「材料にない数字は作るな」って、わざわざ書くのか。
すずき書かないと、AIがそれっぽい実績を足してくることがあります。
ハマノーンAIまでワシに似て、話を盛るのか。
すずきなので、盛らないように先に止めておきます。
やってはいけない使い方
- 先方の社名・担当者名・見積の金額をそのまま貼らない。記号や「A社」に置き換える
- AIが書いた数字・実績を、確認せずに載せない。生成AIの答えは間違えることがあるので共有前に数字を確認するように、と各社の公式ヘルプにも書かれています
- 社内のルールを先に決める。どのAIを、誰が、どのデータで使っていいか。法人向けのプランや設定なら、入力したデータはAIの学習に使われません(ChatGPTはBusiness・Enterprise、ClaudeはTeam・Enterprise、GeminiはGoogle Workspace版、Microsoft Copilotは職場のアカウント。2026年10月時点の各社公式の説明)。無料版や個人向けのプランは、設定しだいで学習に使われることがあります
Lv3:AIで作った営業資料が使われない5つの理由
資料ツールとAIがそろっても、「回す人」がいなければ営業資料は使われません。止まる理由は、だいたいこの5つです。
ハマノーンツールも入れた、AIも入れた。これで営業資料はほったらかしでいいな!
すずき社長、営業が今日持っていった資料、去年の料金のままです。
ハマノーン……なんでそうなるんだ。
すずき原因はだいたい次の5つです。
① 材料が古いまま
実績の数字、事例、料金表。これを誰も更新しないままAIで作ると、古い数字が毎回きれいなデザインで出ていきます。材料を直さないままAIで作ると、間違いが速くきれいに量産されるだけです。
② 会社の型が決まっていない
ロゴ・色・フォント・スライドマスター。会社のテンプレートがないままAIに作らせると、営業ごと・案件ごとに見た目がバラバラになり、「この会社、大丈夫か?」と思われます。
ハマノーン色なんて、ワシの好きな赤でいいだろう。
すずき赤字の会社に見えるので、やめてください。
③ AIの書いた数字を誰も確認しない
AIはそれらしい実績や数字を書くことがあります。誰も確認しないまま先方に出すと、商談の場で「この数字の出典は?」と聞かれて止まります。
④ 商談の声が資料に戻らない
商談で何を聞かれたか、どのスライドが効いたか。営業の頭の中にだけ残って、次の版に戻らない。資料が作りっぱなしになり、半年後には誰も使わなくなります。
⑤ 担当者が辞めると、最新版がどれか分からなくなる
どれが最新版で、テンプレートはどこにあって、AIにどう頼めばいいか。知っているのが1人だけ。その人が辞めた瞬間に、冒頭の「古い資料の使い回し」が始まります。
ハマノーンつまり、ツールとAIがあっても、回す人がいないと資料は使われないってことか。
すずきそうです。Lv1とLv2はお金で買えますが、Lv3は人が要ります。
ハマノーンなら、資料を作る担当を1人雇うか。
すずき採用には時間がかかりますし、社会保険料も払います。辞めたらまたゼロからです。
ハマノーン……じゃあ、外に任せるしかないか。
すずきはい。その「回す人」を1時間単位で貸しているのが社畜るです。営業資料も投げてください。
Lv1(資料ツール)とLv2(生成AI)はお金で買えます。Lv3(回す人)だけは、人がいないと始まりません。
【実例】セブンコードは営業資料をデザインまでAIで作る
セブンコードは、営業資料の作成にAIを使っています。文章だけでなく、デザインも含めてAIで作っています。書類まわりでは、請求書の発行もAIで自動化しています。
ハマノーンで、ワシらの会社の営業資料はどうなってるんだ?
すずきデザインまで含めて、AIで作っています。
ハマノーンデザインまでか! じゃあ全ページにワシの顔を大きく入れさせよう。
すずき先方が見たいのは社長の顔じゃなくて実績です。顔は表紙の1枚で十分です。
請求書の発行の自動化は、請求書AIの記事に書いています。この記事では営業資料の話だけをします。
お客さんの資料づくりは「まず人がやって、マニュアルにして、AIにする」
お客さんの業務を代行するときも、いきなりAIにはしません。まず人がお客さんの作業を対応してマニュアルにし、そのマニュアルをAIで自動化していきます。営業資料なら、最初の数本は人が作りながら、どの材料を使い、どのテンプレートで、何を確認するかを書き出す。書き出した手順をAIに任せる。これが全業務共通の進め方です。
AIで資料を作る会社がよくつまずく3つのこと
ここからはセブンコードの話ではなく、AIで資料を作る会社でよく起きるつまずきと、公式に示されている対策です。
- AIがもっともらしい間違いを書く:OpenAIの公式ヘルプは、ChatGPTで作った資料について、間違えることがあるので、共有する前に主張・数字・スライドの変更を確認するよう書いています(OpenAI ヘルプ)。Microsoftも、Copilotで作ったプレゼンは人が確認して編集する前提で案内しています(Microsoft サポート)。→ 数字・実績・日付は、出す前に人が材料と突き合わせる
- 白紙から作らせて、デザインが毎回バラバラになる:PowerPointのCopilotは、テンプレートから始めるとテーマとデザインを保つと公式に案内されています(同上)。Claude for PowerPointも、スライドマスターを引き継いで作る仕組みです(Claude for PowerPoint)。→ 必ず自社のテンプレートから作らせる
- AIで作った画像が、既存の作品に似てしまう:文化庁は、AIで作った画像などでも、既存の著作物との「類似性」と「依拠性」が認められれば、通常の著作権侵害と同じ基準で判断されるとしています(文化庁「AIと著作権Ⅱ」)。→ 有名なキャラクターや作品に似た画像は使わない。人が目で見て確認する
ハマノーンAIで作った絵でも、パクリになることがあるのか!
すずきあります。なので、出す前に人が目で見ます。
ハマノーンぐはぁ!! ……結局、人がいるのか。
すずきいます。だからLv3なんです。
つまずきの対策は、どれも「出す前に人が見る」「型を先に決める」です。これを決めて、書いて、守らせるのがLv3の仕事です。
営業資料の人件費はいくら減る?何人分の仕事が浮く?
営業資料のAI化で浮く仕事は、資料を作る本数と、今1本にかけている時間で決まります。浮いた人をすぐに解雇はできないので、採用を減らす・営業そのものに時間を回す形で人件費を下げます。
ハマノーン前置きはいい。で、資料のAIで何人クビにできるんだ?
すずきその前に、今の資料づくりにいくらかかっているかを計算します。
いまの営業資料の人件費を出す
営業資料の人件費は、作っている人の時給 × かかっている時間 で出します。時給には、給料だけでなく会社が払う社会保険料なども乗ります。
営業資料の人件費(月)= 月給 × 会社負担の上乗せ分 ÷ 月の労働時間 × 資料づくりの時間
会社負担の社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険など)は、給料の約16%です(東京・一般の事業で、40歳未満なら約15.7%、介護保険がかかる40〜64歳なら約16.5%。2026年度の協会けんぽの料率などから計算。業種・地域・年齢で変わります)。
計算の例(仮の数字です。セブンコードの実績ではありません):月給30万円の営業担当が、営業資料・提案書づくりに月20時間かけている会社
30万円 × 1.16 ÷ 160時間 ≒ 時給2,175円 → 20時間で月4.4万円ほど
社長や役員が自分で作っているなら、その人の時給で計算してみてください。たいてい、会社で一番高い資料係になっています。
ハマノーンワシの時給で計算したら、パワポが一番高い仕事になってるじゃないか。
すずき社長が夜に作る資料が、会社で一番高い資料ということです。
AIで何時間浮くかを出す
業務ごとに「今の時間」と「AI化した後に人に残る作業」を並べます。時間は会社ごとにちがうので、自社で実際にかかっている時間を入れてください。
| 作業 | AI化する前 | AI化した後に人に残ること |
|---|---|---|
| 構成を考える | 自社の時間を入れる | AIの骨組みを確認して直す |
| 文章を書く | 自社の時間を入れる | 数字・実績・言い切りの確認 |
| デザインを整える | 自社の時間を入れる | テンプレートの管理 |
| 先方ごとの作り分け | 自社の時間を入れる | 先方の課題を商談で聞いてくる |
| 商談の声で直す | 自社の時間を入れる | 何を直すかを決める |
何人分の仕事が浮くか(=何人クビにできる、とハマノーンは言う)
浮く人数 = 浮いた時間 ÷ 1人の月の労働時間(例:160時間)
上の計算の例(仮の数字。資料づくりが月20時間)なら、仮に全部AIに移っても 20時間 ÷ 160時間 = 0.125人分 です。資料づくりだけで1人分の仕事になる会社は、多くありません。
ハマノーン0.125人分浮くなら、営業を1人クビだな!
すずき0.125人は切れません。8分の1の人間はいません。
ハマノーンなら、資料を作らなくていい分だけ給料を減らす。
すずきそれも会社の都合だけではできません。次で説明します。
【注意】AIを入れたから、という理由でクビにはできない
ここは真面目に書きます。日本では、会社が社員を自由に解雇することはできません。労働契約法16条で「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない解雇は無効」と定められています。人員削減のための解雇(整理解雇)は、人員削減の必要性・解雇を避ける努力・人選の合理性・手続きの妥当性の4つを総合して判断されます(厚生労働省委託の相談センターの説明)。
「AIが資料を作るので明日から来なくていい」は、まず通りません。
浮いた人件費の使い道
- 辞めた人の補充をしない:資料を作れる人が抜けても、次の人を採用しない
- 売上につながる仕事に回す:資料で浮いた時間を、商談の数を増やすことに使う
- 残業を減らす:提案の前の晩の「パワポの夜なべ」がそのまま消える
ハマノーンなら、浮いた時間でハマノーンの看板のデザインをAIに作らせるぞ!
すずきその前に、営業資料で仕事を取ってきてください。看板代も売上からです。
Lv3は誰に回させる?採用・社内・外注の月額を比べてみた
営業資料のLv3を回す選択肢は4つ。①資料の担当を採用 ②今の社員+ツール+AI ③人の資料作成代行 ④人×AIの業務代行。資料づくりだけで1人を雇うほどの量になる会社は少ないので、AIで減らした後の時間だけを外に出すのがいちばん無駄がありません。
ハマノーン結局、誰に資料を任せるのが一番安いんだ?
すずき4つの方法を並べて比べます。
| ①担当を採用 | ②今の社員+ツール+AI | ③人の資料作成代行 | ④人×AIの業務代行 | |
|---|---|---|---|---|
| 月額の目安 | 給与+社会保険料(約16%)+採用費 | ツールの月額(プランで変わる)+担当者の時間 | 事業者ごとに料金の決まり方が違う(1枚・1本・月額) | 人の作業1時間3,000円(社畜る) |
| 人件費との差 | ― | 担当者の時間ぶん | 頼む本数しだい | 作業した時間ぶんだけ(社会保険料なし) |
| 始めるまで | 採用に数か月 | すぐ(材料とテンプレの整理に時間がかかる) | 発注のたびに打ち合わせ(事業者による) | 最短3日 |
| 社内の手間 | 教育・管理 | 大きい | 毎回の指示 | 小さい |
| 辞めるリスク | あり | あり | なし | なし(担当が変わらない) |
| 向いている会社 | 資料の本数が多く、社内に置きたい | 担当がいて、覚える時間もある | 年に数本、凝った資料だけ作りたい | 社長が兼務、材料の更新やAI化も一緒に進めたい |
月20時間の資料づくりを外に出すといくら?
上の計算の例(仮の数字)で、人の作業だけで外に出すと、
20時間 × 3,000円 = 月6万円
AIでデザインと下書きを作れば、人が動く時間は材料の更新と確認だけになります。資料のために1人を雇う(月給30万円なら社会保険料込みで月35万円ほど)必要はありません。AIの仕組みづくりと運用の料金は、料金ページで確認できます。
計算の例では、社員が自分で作る(月4.4万円ほど)ほうが安く見えます。担当者がいて手が空いているなら、②の「今の社員+ツール+AI」で十分です。外に出すのが得になるのは、社長や役員が自分で資料を作っている会社(時給が一番高い資料係になっている会社)と、資料を作れる人が辞めて誰もいない会社です。
ハマノーン社員がやるほうが安いなら、外に出す意味はあるのか?
すずき社長が夜にパワポを作っている会社なら、あります。社長の時給で計算し直してください。
ハマノーン……ワシの時給で計算したら、外のほうがずっと安いじゃないか。
向いていない会社もあります
- 営業資料が1種類だけで、年に1回直せば足りる → 資料ツールのAIだけで十分です
- 紹介だけで仕事が決まり、資料を出す場面がほとんどない → そもそも資料づくりの仕事が少ないです
ハマノーンで、どんな会社なら向いてるんだ?
すずき提案の前の晩に社長がパワポを作っている会社なら、ど真ん中です。資料づくりごと、ウチに投げてください。
ハマノーンワシの会社のことじゃないか!
すずきだから言ってるんです。
著作権と士業は大丈夫?書類作成の線引き
AIで作る営業資料でいちばん気をつけるのは、画像やロゴの著作権と、根拠のない言い切りです。官公署に出す書類や契約書は、行政書士・弁護士の仕事なので、代行では扱いません。
ハマノーンAIが作った資料なら、何かあってもAIの責任だろう?
すずき違います。出したのは御社なので、中身の責任も御社です。
ハマノーンAIのくせに責任は取らんのか!
すずき取りません。なので、出す前に人が見ます。
AIで作った画像・デザインの著作権
文化庁の解説では、AIで作った画像などを公開したり配ったりする場合も、通常の著作権侵害と同じ基準で判断されます。既存の作品と「類似性」(表現の本質的な特徴が同じ)と「依拠性」(既存の作品をもとにした)が認められれば、著作権侵害になります(文化庁「AIと著作権Ⅱ」)。
営業資料で気をつけるのは次の3つです。
- 有名なキャラクターや作品の名前を入れて、画像を作らせない
- 他社のロゴや写真を、許可なく資料に貼らない
- AIで作った画像が何かに似ていると感じたら使わない
行政書士・弁護士にしか頼めない書類
行政書士法では、他人の依頼を受けて報酬を得て、官公署に提出する書類や、権利義務・事実証明に関する書類を作ることは行政書士の業務とされ、行政書士でない人は、どんな名目でも報酬を得てこれを業として行えません(行政書士法 第1条の3・第19条)。補助金・許認可の申請書類を「AIで作って出しておいて」と外部に頼むときは、行政書士に相談してください。
また、弁護士でない者が報酬を得る目的で、法律事件について代理や和解などの法律事務を扱うことは、弁護士法72条で禁止されています(弁護士法)。契約書の内容で揉めているときの交渉や、法律の判断は弁護士の仕事です。
営業資料・会社案内・サービス資料・提案書は、官公署に出す書類でも、権利義務の書類でもないので、外に出せます。
社内に残すべき仕事
- 何を売るか、いくらで売るか、どこまで値引くかを決めること
- 資料に載せる実績・数字が正しいと最後にOKを出すこと
- 先方に約束する内容(納期・保証など)を決めること
資料づくりの代行を選ぶときの確認ポイント
- 今の資料ツール(PowerPoint・Googleスライド・Canvaなど)のまま頼めるか
- AIで作った資料を、人が確認してから納品するか
- 会社のテンプレートと材料の整理から頼めるか
- 料金は「時間」「本数」「月額固定」のどれか
- 画像の著作権を、誰がどう確認するか
- 担当者が変わらないか
- 先方の情報や見積をどう守るか(権限の分け方、機密情報の扱い)
よくある質問
できません。構成・文章・デザインはAIで作れますが、載せる数字や実績が正しいか、先方に何を約束するか、画像が他人の作品に似ていないかは人の確認が必要です。セブンコードも営業資料をデザインまでAIで作っていますが、出す前の確認は人の仕事として残ります。
作れます。構成の下書きや文章の言い回しに加え、ChatGPT for PowerPoint や Claude for PowerPoint を使えば、PowerPointの中でスライドを作ることもできます(2026年10月時点)。CanvaやGammaのコネクタを使えば、チャットからデザイン込みの資料も作れます。
できます。PowerPointはMicrosoft 365 Copilot、GoogleスライドはGemini、CanvaはスライドAIとAI Connector(ChatGPT・Claude・Gemini・Microsoft Copilotなど)で、AIからスライドを作れます。GoogleスライドのGeminiによるスライド生成は、2026年10月時点ではパソコン・英語のみの試験提供です。
乗り換えは必要ありません。今のツールのまま、会社のテンプレートを決めて、生成AIで作った骨組みを流し込めば始められます。公式の生成AI連携がないツールでも、構成と文章を生成AIで作ってから貼り付ければ同じ流れで作れます。
文字を詰める、図形をそろえる、先方ごとに作り直すといった手の作業は減ります。一方で、どの実績を載せるか、数字が正しいか、先方に何を約束するかを決める仕事は残ります。資料の仕事は「作る仕事」から「材料をそろえて確認する仕事」に変わっていきます。
既存の作品に似ていなければ、通常は問題になりにくいです。文化庁は、AIで作った画像でも、既存の著作物との類似性と依拠性が認められれば、通常と同じ基準で著作権侵害になるとしています。有名なキャラクターや作品に似た画像は使わず、人が目で確認してください。
官公署に出す申請書類や、権利義務に関する書類を報酬を得て作るのは行政書士の業務です。契約の交渉や法律の判断は弁護士の仕事です。代行で扱うのは、営業資料・会社案内・提案書などの書類です。
できます。材料の整理、会社のテンプレートづくり、AIで作った資料の確認まで、士業の独占業務以外はまとめてお引き受けします。まず人が作業を対応してマニュアルにし、そのマニュアルをAIで自動化していきます。人が動く作業は1時間3,000円です。
まとめ
書類作成AIとは、営業資料・提案書・会社案内などの構成、文章、スライドのデザインをAIで作ることです。中小企業の営業資料づくりは、①PowerPoint・Googleスライド・Canva・Gammaなどの資料ツールの自動作成機能、②ChatGPT・Claudeなどの生成AIによる下書きとチェック、③材料と数字を確認し、会社のテンプレートを管理し、商談の声で資料を直す人、の3つをそろえて初めて回ります。AIで浮いた時間は、解雇ではなく、採用を減らす・営業に回す・残業を減らすことで人件費の削減につなげます。
Lv1の資料ツールと、Lv2の生成AIはお金で買えます。Lv3の「回す人」だけは、人がいないと始まりません。セブンコードの「AI×人の業務代行」は、このLv3を引き受けるサービスです。まず人が御社の資料づくりを対応してマニュアルにし、そのマニュアルをAIで自動化していきます。
ハマノーンつまり、資料係はクビにできないけど、資料係を雇わずに済むってことだな。
すずきはい。そしてLv3は外に任せられます。
ハマノーンよし、営業資料は社畜るに投げるか!
すずき投げてください。提案の前の晩にパワポを作る社長は、これで卒業です。
ハマノーンでは、今日はこの辺で、GOOD BLACK😈






