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営業リスト作成AIでリスト係はクビにできる?リストをAIの力で生成し、リスト作成コストを削減

営業リスト作り、一番給料の高い営業マンにやらせてませんか!?ネットで会社を探してExcelにコピペしている時間は、売上ゼロの時間です。しかもリスト係が辞めた日には、どこから集めたリストなのか、誰に送って断られたのか、社内の誰にも分からなくなります。

少人数の会社ほど、社長が夜な夜な検索結果から会社名を貼り付けている、なんて話もよく聞きます。そんな会社に向けて、自社の営業リストをAIで作っているセブンコードが、営業リスト作成AIの活用方法を紹介します!

この記事はこんな人に読んでほしい
  • 営業マンや自分が、リスト作りに毎月何時間も取られている経営者
  • 「ChatGPTで営業リストを作れ」と言われて、何から手をつけるか分からない営業担当
  • AIで集めたリストが、法律的に大丈夫なのか不安な経営者
この記事を読むとこうなります
  • 営業リスト作りの人件費が月いくらか、何人分の仕事がAIに移るかを自分で計算できる
  • 今使っている企業データベースと生成AIをつないで、リストを作る流れがわかる
  • AIに任せるところと、人が確認するところ、やってはいけない集め方がわかる
AI業務代行なら社畜る
目次
  1. 営業リスト作成はどこまでAIに投げられる?
    1. AIが得意なのは「探す・絞る・そろえる・並べる」
    2. 人が要るのは「誰に・本当に・送っていいか」
    3. セルフチェック:あなたの会社はどのLvまで必要?
  2. Lv1:そのリストツール、AIとつながってますか?
  3. 営業リスト×AIの作り方は5ステップ
    1. ツールごとの設定ポイント
  4. Lv2:ChatGPTに「リスト出して」はなぜ危ない?
    1. 営業リストで生成AIが使える5つの場面
    2. そのまま使えるプロンプト例
    3. やってはいけない使い方
  5. Lv3:AIでリストを作ったのにアポが取れない5つの理由
    1. ① 誰に売るかが決まっていない
    2. ② データが古い
    3. ③ AIがでっち上げた会社が混ざる
    4. ④ 送ってはいけない相手の管理がない
    5. ⑤ 担当が辞めると、どこから集めたか誰も分からない
  6. 【実例】セブンコードは営業リストをAIで作っている
    1. 代行は「人がやる → マニュアルにする → AIにする」の順番
    2. よくあるつまずき:便利な抜き出しツールが、規約違反だった
  7. 営業リスト作成の人件費はいくら減る?何人分浮く?
    1. いまの営業リスト作成の人件費を出す
    2. AIで何時間浮くかを出す
    3. 何人分の仕事が浮くか(=何人クビにできる、とハマノーンは言う)
    4. 【注意】AIを入れたから、という理由でクビにはできない
    5. 浮いた人件費の使い道
  8. Lv3は誰に回させる?採用・社内・外注の月額を比べた
    1. 月20時間のリスト作りを外に出すといくら?
    2. 向いていない会社もあります
  9. 個人情報・迷惑メール・スクレイピングの線引き
    1. 会社の情報と、人の情報を分ける
    2. 広告メールは、原則として同意した相手にだけ送る
    3. 集める元の利用規約を守る
    4. 社内に残すべき仕事
    5. リスト作成の代行を選ぶときの確認ポイント
  10. よくある質問
  11. まとめ

営業リスト作成はどこまでAIに投げられる?

営業リスト作成AIとは、企業データベースや生成AIを使って、条件に合う会社の抽出、社名の表記ゆれや重複の整理、優先順位づけなど、リスト作りの定型作業を自動化することです。誰に売るかを決めること、AIが出した会社が本当にあるかの確認、送ってよい相手かの判断は人に残ります。

ハマノーンハマノーン

はひふへほ〜ん。営業リストなんて、AIに「売れそうな会社を1,000社出して」って言えば終わりだろう?

すずきすずき

1,000行の表は一瞬で出ます。ただ、その中に実在しない会社や、もう閉めた会社が混ざります。

ハマノーンハマノーン

AIなのに、ない会社を出してくるのか!

すずきすずき

出してきます。なので、どこまでAIでどこから人かを先に分けます。

営業リスト作成AIのLv1〜Lv3Lv1は企業データベースの自動化(条件での抽出・データの自動更新・CSV出力)、Lv2は生成AIによる条件の言語化、表記ゆれと重複の整理、優先順位づけ、Lv3は誰に売るかを設計し、リストの精度を確かめ、送ってはいけない相手を管理する回す人。Lv1とLv2はお金で買えるが、Lv3は人がいないと始まらない。営業リスト作成AIは Lv1〜Lv3 で考えるLv3回す人売る相手の設計・精度の確認・送信拒否の管理Lv2生成AI条件の言語化・表記ゆれと重複の整理・優先順位づけLv1企業データベース条件での抽出・データの自動更新・CSV出力お金で買える人がいないと始まらない
Lv中身営業リストだと
Lv1企業データベース・リストツールの自動化業種・規模・地域での抽出、データの自動更新、CSV出力
Lv2生成AIで作業と確認を助けるターゲット条件の言語化、表記ゆれ・重複の整理、優先順位づけ
Lv3回す人誰に売るかの設計、精度の確認、送ってよい相手かの管理

営業リストの仕事を並べて、どのLvでやるかを整理するとこうなります。

作業AI任せ度どのLvでやるか人に残ること
業種・規模・地域で会社を抽出◎Lv1条件を決めること
社名・住所・URLの収集○Lv1どこから集めていいかの判断
表記ゆれ・重複の整理◎Lv2最後の目視
会社ごとの特徴の要約・優先順位づけ○Lv2優先順位の基準を決めること
閉鎖・移転・既存顧客の除外△Lv1・Lv3抜き取りで本当にあるかを確かめる
送信を断った相手の管理×Lv3拒否の記録と、二度と送らない仕組み
CRM(顧客管理)への登録○Lv1入れる項目のルールを決めること

AIが得意なのは「探す・絞る・そろえる・並べる」

条件に合う会社を探す。業種や従業員数で絞る。「株式会社」「(株)」「㈱」のバラバラな社名をそろえる。会社ごとの特徴を読んで、優先度の高い順に並べる。リスト作りの時間のほとんどは、この繰り返しです。ここはAIと企業データベースが一番強いところで、何千社あっても手が止まりません。

ハマノーンハマノーン

何千社でも疲れない! ワシが手でやったら、30社で目がしょぼしょぼだぞ!

すずきすずき

社長が目をしょぼしょぼさせている時間、会社の売上はゼロです。

人が要るのは「誰に・本当に・送っていいか」

次のような場面は、AIだけでは決められません。

  • そもそも、どんな会社に売れば受注できるのか
  • AIが出した会社が、本当に今も営業しているのか
  • 既存のお客さんや、取引を断られた会社が混ざっていないか
  • 担当者の名前やメールアドレスを、リストに入れていいのか
  • 「営業メールはお断り」と書いてある会社に送っていいのか
ハマノーンハマノーン

断られた会社にも、もう1回送ればいいだろう。AIなら何回でも送れるぞ。

すずきすずき

断られた相手に送り直すと、法律の話になります。そこは人が止めます。

ハマノーンハマノーン

……AIの連打はダメなのか。

AIは決めた条件で会社を集めるのは得意ですが、「この会社には送ってはいけない」と判断する材料は、人が渡さない限り持っていません。だから、AIの後ろに人の確認を1段だけ残します。

セルフチェック:あなたの会社はどのLvまで必要?

当てはまるものを数えてください。

  • 営業リストを、検索結果からExcelにコピペして作っている
  • 社長か営業マンが、自分でリストを作っている
  • 「どんな会社に売るか」が、紙にも画面にも書かれていない
  • リストのどこまでにアプローチ済みか、すぐに分からない
  • 送った会社から「もう送らないで」と言われた記録が残っていない
  • 同じ会社に、別の営業から二重で連絡したことがある
  • 閉鎖した会社や移転した会社に連絡して、空振りしたことがある
  • リストの作り方を知っているのが1人だけ
  • ChatGPTでリストを作ってみたが、実在するか確かめていない
  • AIを使ってみたいが、設定する時間がない
  • 0〜2個:Lv1(企業データベース)だけで十分楽になります
  • 3〜5個:Lv2(生成AI)まで入れると、整理と確認がかなり減ります
  • 6個以上:足りないのはツールではなく「回す人」です
ハマノーンハマノーン

6個以上って、ほとんど全部じゃないか。

すずきすずき

社長が自分でリストを作っている会社なら、だいたい6個は超えます。

ハマノーンハマノーン

じゃあ、そういう会社はどうすればいいんだ?

すずきすずき

Lv3を外に任せる手があります。リスト作りの「回す人」ごと、ウチが引き取れます。

チェックが6個以上なら、Lv3はウチが社畜になって引き取ります。

ターゲット条件の整理から、AIで作ったリストの精度確認、送ってはいけない相手の管理まで。営業リストの「回す人」をまるごと担当します。

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月額1980円〜まるっとサポート

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Lv1:そのリストツール、AIとつながってますか?

営業リストのツールは乗り換えなくて大丈夫です。業種・規模・地域での抽出とCSV出力はどの定番ツールでもでき、ClaudeなどMCPに対応した生成AIと公式につながると確認できたのは、2026年10月時点でSalesNow(SalesNow MCP)でした。

ハマノーンハマノーン

AIでリストを作るなら、流行りのツールに乗り換えないといけないのか?

すずきすずき

いえ。今のツールのままで大丈夫です。CSVで書き出せれば、生成AIで整理できます。

ハマノーンハマノーン

乗り換えないで済むなら、ワシは大歓迎だ!

すずきすずき

まずは定番のツールが、どこまでAIとつながっているかを見ておきましょう。

下の表は、各社が公式に出しているAIの機能と、生成AIとの連携をまとめたものです(2026年10月2日に各社の公式サイト・公式発表で確認)。

ツールツール内のAI・自動化の機能生成AIとの公式連携公式の根拠
SalesNow1,600万件超の法人・組織データ(毎日更新)から、業種・従業員数・資金調達などの条件でターゲットリストを作成○(SalesNow MCP。2026年4月開始。Claude・CursorなどMCPに対応したAIから、自然な文章で企業データを検索できる。月500クレジットまで無料、以降は従量課金)SalesNow MCP、提供開始の発表
Musubu自社開発の「調査AIエージェント」で、1日20万件の企業データを自動更新。企業・店舗・キーマンなど1,200万件以上のデータ×(公式な発表は確認できず)Musubu
BIZMAPS200万を超える企業データ、5,000項目以上の独自タグで検索。自社と相性の良い企業をAIがレコメンド。登録から30日間100件まで無料でダウンロード×(公式な発表は確認できず)BIZMAPS
Sales Marker検索行動のデータ(インテントデータ)からニーズのある企業を見つける。企業ごとにカスタマイズした文面、営業AIエージェント×(公式サイトに記載なし)Sales Marker
uSonar(ユーソナー)独自AI「u脳」。第1弾は名刺管理アプリ「mソナー」に実装し、企業の要約と営業の打ち手を提案。各サービスに順次展開予定×(発表に記載なし)u脳の発表
gBizINFO(経済産業省)500万社以上の政府保有の法人データ(基本情報・財務・補助金など)。APIとCSVダウンロードあり。AI機能はなし×(AIの機能・連携はなし)gBizINFO
法人番号公表サイト(国税庁)商号・所在地・法人番号を検索。ダウンロードとWeb-APIで取得できる。AI機能はなし×(AIの機能・連携はなし)法人番号公表サイト

○=公式で提供/×=公式の提供を確認できなかったもの。MCPは、ChatGPTやClaudeなどの生成AIから外部のサービスやデータを使うための仕組みです。

見てのとおり、「条件で抜き出す」はもうどのツールでもできます。違いが出るのはデータの新しさと、AIから直接さわれるかです。SalesNowの公式発表では、Claudeに「先月新設された渋谷区のIT企業を一覧にして」と頼む使い方が例に挙がっています。生成AIだけに頼むのと違い、答えは法人番号にひもづいたデータベースから返ってきます。

公式の生成AI連携がないツールでも困りません。条件で抜き出したリストをCSVで書き出せば、Lv2の生成AIで社名の整理や優先順位づけができます。国や国税庁が出している公的なデータは無料で、集め方で揉める心配も少ないので、土台に使えます。

ハマノーンハマノーン

どのツールもAIだらけか。すげ〜!! じゃあ、もうリストは勝手にできあがるな!

すずきすずき

抜き出すところまでは、です。「この会社は既存のお客さん」「ここは前に断られた」は、ツールは知りません。

ハマノーンハマノーン

そこはワシの頭の中にあるぞ。

すずきすずき

社長の頭の中にあるうちは、リストに反映されません。

営業リスト×AIの作り方は5ステップ

営業リスト×AIでやることは5つ。①誰に売るかを言葉にする ②集める元を決める ③AIで抜き出して整える ④人が精度を確かめる ⑤CRMに入れて更新を回す。どのツールでも流れは同じです。

ハマノーンハマノーン

なら、今日中に1万社のリストを作っといてくれ。

すずきすずき

1日で1万行は作れます。でも使えるリストにするには、手順が5つあります。

営業リスト×AIの作り方営業リスト×AIの作り方は5ステップ。1 受注した会社の共通点から、誰に売るかの条件を決める。2 企業データベース・公的データ・自社の名刺と問い合わせなど、集める元を決める。3 企業データベースで抽出し、生成AIで表記ゆれと重複をそろえる。4 既存顧客・断られた会社・閉鎖した会社を人が外す。5 CRMに入れて、いつどこから取ったかと結果を残し、定期的に作り直す。営業リスト×AIの作り方1 誰に売るかを言葉にする受注した会社の共通点から、条件と除外条件を決める2 集める元を決める企業データベース・公的データ・自社の名刺と問い合わせ3 Lv1・Lv2 AIで抜き出して整える条件で抽出し、表記ゆれと重複を生成AIでそろえる4 Lv3 人が精度を確かめる既存顧客・断られた会社・閉鎖した会社を外す5 CRMに入れて更新を回すいつ・どこから取ったかと結果を残し、定期的に作り直す
誰に売るかを言葉にする

業種、従業員数、地域、売上の規模。それから「こういう会社は除く」という条件。受注した会社の共通点を書き出して、ターゲットの条件にします。ここがあいまいなまま作ると、AIはあいまいな会社を大量に集めてきます。

営業リストの質は、この「誰に売るか」の1行で9割決まります。

ハマノーンハマノーン

誰に売るかなんて、お金を払ってくれる会社なら誰でもいい。

すずきすずき

「誰でもいい」で作ったリストは、誰にも刺さりません。まず受注した会社の共通点からです。

集める元を決める

企業データベース、gBizINFOや法人番号公表サイトなどの公的データ、自社の名刺や問い合わせの記録。集める元は、使ってよいと決まっているものにします。利用規約でデータの抜き出しを禁止しているサイトからは集めません。たとえばGoogleマップの追加利用規約は、コンテンツのコピーや大量ダウンロードを禁止しています。

AIで抜き出して整える

企業データベースで条件を指定して抜き出します。SalesNow MCPのようにAIから直接さわれるなら、Claudeに条件を文章で伝えて抜き出せます。そのあと、生成AIで社名の表記ゆれ(株式会社/(株)/㈱)、全角と半角、重複をそろえます。

人が精度を確かめる

AIが整えたリストを、そのまま使いません。次のものは人が見て外します。

  • 既存のお客さん・取引中の会社
  • 前に「もう連絡しないで」と言われた会社
  • 閉鎖・移転した会社(全件は無理なので、抜き取りで公式サイトや法人番号公表サイトを確認)
  • 同じ会社の重複(本社と支店が別の行になっている など)
CRMに入れて更新を回す

できたリストはExcelに置きっぱなしにせず、CRM(顧客管理)に入れます。そのとき「いつ、どこから取ったか」と「アプローチした結果」を一緒に残します。会社は毎月できて、毎月なくなるので、リストは作って終わりではなく、定期的に作り直すものです。

ハマノーンハマノーン

一回作ったリストを、何年も使い回せばいいだろう!

すずきすずき

去年のリストは、閉めた会社と移転した会社だらけです。空振りの電話代のほうが高くつきます。

ハマノーンハマノーン

……ワシの名刺フォルダも、怪しいもんだな。

ツールごとの設定ポイント

  • SalesNow:業種・従業員数・資金調達・採用の状況などで絞り込んでリストを作成。SalesNow MCPを使うと、Claude・CursorなどMCP対応のAIから、文章で条件を伝えて検索できます。無料は月500クレジットまで、以降は従量課金です
  • Musubu:業種・規模・売上・拠点などで検索。調査AIエージェントが企業データを毎日自動で更新しています
  • BIZMAPS:業種・事業内容・売上に加え、導入している製品や展示会の出展歴などの独自タグで絞り込めます。登録から30日間100件まで無料、追加は1件30円です
  • Sales Marker:自社に関係するキーワードを検索している企業を見つけ、そこからリストを作ります。アプローチまで同じツールで行う作りです
  • gBizINFO・法人番号公表サイト:無料のAPIとダウンロードで、法人の基本情報をまとめて取れます。社名と所在地の確認や、ほかのリストの名寄せの土台に使えます

画面やメニューの名前、提供範囲、料金は変わることがあります。各社の公式サイトもあわせて確認してください(2026年10月時点)。

Lv2:ChatGPTに「リスト出して」はなぜ危ない?

ChatGPTやClaudeなどの生成AIは、営業リスト作りでは、ターゲット条件の言語化、社名の整理、会社ごとの特徴の要約と優先順位づけに使えます。

ただし、データベースにつながっていない生成AIに「会社を100社出して」と頼むと、実在しない会社や間違った連絡先が混ざります。

ハマノーンハマノーン

ChatGPTに「東京のIT企業を100社リストにして」って頼めば、タダでリストができるじゃないか!

すずきすずき

できたように見えます。でも、もっともらしい架空の会社や、違うURLが混ざります。

ハマノーンハマノーン

AIがウソをつくのか!

すずきすずき

わざとではないです。生成AIは、事実と違うことをもっともらしく答えることがあります。

生成AIが事実と違うことをもっともらしく答える現象は「ハルシネーション」と呼ばれ、総務省・経済産業省のAI事業者ガイドラインでもリスクとして挙げられています。だから生成AIは「会社を探す係」ではなく、データベースや自社の記録から出てきたリストを「整える係」と「読む係」に使います。

ChatGPT・Claude・Gemini・Microsoft Copilot などの生成AIは、リストツールの「外側」で働きます。ツールが「抜き出す係」なら、生成AIは「整える係」と「読む係」です。

営業リストで生成AIが使える5つの場面

  1. ターゲット条件の言語化:受注した会社の一覧から共通点を出して、抜き出しの条件にする
  2. 社名と住所の整理:表記ゆれ・全角半角・重複をそろえる
  3. 会社ごとの要約:人が開いた会社の公式サイトの文章を貼って、事業内容を1行にまとめる
  4. 優先順位づけ:決めた基準で、リストをA・B・Cに分ける
  5. 除外の突き合わせ:既存顧客や送信を断った会社の一覧と、新しいリストを突き合わせる

そのまま使えるプロンプト例

ターゲット条件の言語化

あなたは中小企業の営業企画担当です。次の「受注した会社の一覧」から、共通する特徴を
業種・従業員数・地域・事業内容の4つの観点で整理し、営業リストの抽出条件として箇条書きにしてください。
「こういう会社は除く」という除外条件も3つ提案してください。断定せず、根拠になった会社の行番号を添えてください。

【受注した会社の一覧】(CSVを貼り付け。担当者の個人名は削除済み)

社名の表記ゆれと重複の整理

次の企業リストの「会社名」と「住所」の表記をそろえてください。
・「株式会社」「(株)」「㈱」は「株式会社」に統一
・英数字は半角に統一
・同じ会社と思われる行は、まとめずに「重複の候補」として行番号を並べる
会社を新しく追加したり、存在しない情報を補ったりはしないでください。

【企業リスト】(CSVを貼り付け)

除外の突き合わせ

次の「新しい営業リスト」から、「既存顧客の一覧」と「連絡を断られた会社の一覧」に含まれる会社を探し、
該当する行に「除外」と理由を書いてください。社名の表記が違っても、所在地が同じなら候補として挙げてください。
最後に、除外した件数と、判断に迷った行を一覧にしてください。

【新しい営業リスト】【既存顧客の一覧】【連絡を断られた会社の一覧】(それぞれCSVを貼り付け)

ハマノーンハマノーン

「存在しない情報を補わない」って、わざわざ書くのか。

すずきすずき

書かないと、空いているところをAIが気を利かせて埋めてくることがあります。

ハマノーンハマノーン

気が利きすぎて、話を盛るのか。ワシみたいだな。

すずきすずき

なので、やってほしくないことは先に止めておきます。

やってはいけない使い方

  • 生成AIだけで会社を探させない。データベースにつながっていない生成AIに「会社を出して」と頼んだリストは、そのまま使わない
  • 担当者の個人名や個人のメールアドレスを、そのまま貼らない。会社そのものの情報は個人情報ではありませんが、役員や従業員の情報は個人情報です
  • AIが整えたリストを、確認せずに営業に回さない。既存顧客や断られた会社に連絡が届くと、信用をなくします
  • 社内のルールを先に決める。どのAIを、誰が、どのデータで使っていいか。法人向けのプランや設定なら、入力したデータはAIの学習に使われません(ChatGPTはBusiness・Enterprise、ClaudeはTeam・Enterprise、GeminiはGoogle Workspace版、Microsoft Copilotは職場のアカウント。各社公式の説明)。無料版や個人向けのプランは、設定しだいで学習に使われることがあります

Lv3:AIでリストを作ったのにアポが取れない5つの理由

企業データベースと生成AIがそろっても、「回す人」がいなければリストは使えるものになりません。止まる理由は、だいたいこの5つです。

ハマノーンハマノーン

ツールも入れた、AIも入れた。これで営業リストはほったらかしでいいな!

すずきすずき

社長、そのリスト、もう取引しているお客さんが混ざってませんか?

ハマノーンハマノーン

……なんでそうなるんだ。

すずきすずき

原因はだいたい次の5つです。

① 誰に売るかが決まっていない

ターゲットの条件を誰も決めないまま自動化すると、AIは「なんとなく売れそうな会社」を大量に集めてきます。条件を決めないまま自動にすると、使えない行が速く大量に増えるだけです。

② データが古い

会社は毎年大量にできて、大量になくなります。東京商工リサーチの調べでは、2025年に休廃業・解散した企業は6万7,210件で過去最多、新しくできた法人は15万7,011社でこちらも最多でした。1年前に作ったリストは、それだけで閉めた会社を含み、新しい会社が抜けています。

ハマノーンハマノーン

6万件も消えるのか。

すずきすずき

はい。なので、リストは作って終わりではなく、作り直すものです。

③ AIがでっち上げた会社が混ざる

データベースにつながっていない生成AIに会社を出させると、実在しない会社や違う連絡先が混ざります。誰も抜き取りで確かめなければ、そのまま営業がかけて空振りします。

④ 送ってはいけない相手の管理がない

「もう送らないで」と言われた会社、既存のお客さん、営業メールお断りと書いてある会社。この一覧を誰も持っていないと、新しいリストを作るたびに同じ相手にまた送ってしまいます。広告メールの場合、送信を断った相手に送り直すことは特定電子メール法で禁止されています。

ハマノーンハマノーン

断られた会社なんて、担当者が覚えておけばいいだろう?

すずきすずき

覚えている人が辞めたら、その日から全部送り直しです。一覧にして残します。

⑤ 担当が辞めると、どこから集めたか誰も分からない

どのデータから、いつ、どの条件で作ったリストなのか。知っているのが1人だけだと、その人が辞めた瞬間に、リストを信用していいのか誰も判断できなくなります。担当者の個人名やメールアドレスを含むなら、どう取得したかを説明できないことそのものが問題になります。冒頭の「リスト係が辞めた日」はまさにこれです。

ハマノーンハマノーン

つまり、ツールとAIがあっても、回す人がいないとリストは使えないってことか。

すずきすずき

そうです。Lv1とLv2はお金で買えますが、Lv3は人が要ります。

ハマノーンハマノーン

なら、リスト係を1人雇うか。

すずきすずき

採用には時間がかかりますし、社会保険料も払います。辞めたらまたゼロからです。

ハマノーンハマノーン

……じゃあ、外に任せるしかないか。

すずきすずき

はい。その「回す人」を1時間単位で貸しているのが社畜るです。リスト作りも投げてください。

Lv1(企業データベース)とLv2(生成AI)はお金で買えます。Lv3(回す人)だけは、人がいないと始まりません。

その「回す人」、1時間3,000円で借りられます。社会保険料はかかりません。

ターゲット条件の整理、AIで作ったリストの精度確認、送ってはいけない相手の管理。Lv3をまるごとウチが引き取ります。

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【実例】セブンコードは営業リストをAIで作っている

セブンコードは、自社の営業リストをAIを使って作成しています。リスト作りの代行も、まず人がお客さんの作業を対応してマニュアルにし、そのマニュアルをAIで自動化していく順番で進めます。

ハマノーンハマノーン

で、ワシらの会社の営業リストはどうなってるんだ?

すずきすずき

AIで作っています。

ハマノーンハマノーン

さすがワシの会社だ!

すずきすずき

そして、お客さんのリスト作りを代行するときは、次の順番で進めます。

代行は「人がやる → マニュアルにする → AIにする」の順番

いきなりAIに任せると、①の「誰に売るか」も④の「送ってはいけない相手」も決まっていないまま、リストだけが増えていきます。なのでセブンコードの業務代行は、どの業務も同じ順番で進めます。

  1. まず人がやる:お客さんの営業リスト作りを、セブンコードの人が実際に担当する
  2. マニュアルにする:誰に売るか、どこから集めるか、何を外すか、どの項目をCRMに入れるかを書き出す
  3. AIで自動化する:マニュアルの中で、AIに任せられる作業から順番に自動にしていく
セブンコードの業務代行の進め方セブンコードは自社の営業リストをAIで作成している。業務代行は、1 まず人がお客さんの営業リスト作りを担当し、2 誰に売るか・どこから集めるか・何を外すかをマニュアルに書き出し、3 任せられる作業から順番にAIで自動化していく。セブンコードの業務代行の進め方セブンコードは自社の営業リストをAIで作成している1まず人がやるお客さんの営業リスト作りをセブンコードの人が担当する2マニュアルにする誰に売るか・どこから集めるか何を外すかを書き出す3AIで自動化する任せられる作業から順番にAIで自動にしていく決まっていないことは、AIに教えようがない。だから人が先にやる
ハマノーンハマノーン

最初は人がやるのか。AIの会社なのに遠回りじゃないか?

すずきすずき

遠回りに見えて、一番早いです。決まっていないことは、AIに教えようがないので。

ハマノーンハマノーン

ワシの頭の中を、先に紙に書くってことか。

すずきすずき

はい。社長の頭の中ごと、ウチがマニュアルにします。

よくあるつまずき:便利な抜き出しツールが、規約違反だった

営業リストをAIで作り始めた会社がつまずきやすいのが、集める元です。地図サイトや求人サイトから会社名と住所を自動で抜き出すツールは手軽ですが、元のサイトの利用規約で禁止されていることがあります。たとえばGoogleマップの追加利用規約は、禁止事項として、コンテンツのコピーと大量ダウンロード(一括フィードの作成)を挙げています。地図から会社名と住所を自動でまとめて抜き出すツールは、ここにぶつかります。

マニュアルに「どこから集めていいか」を最初に書いておけば、この事故は先にふさげます。これを決めて、書いて、守らせるのがLv3の仕事です。

ハマノーンハマノーン

抜き出せるんだから、使えばいいだろう!

すずきすずき

抜き出せることと、使っていいことは別です。規約を読んでから使います。

ハマノーンハマノーン

……便利なものほど、落とし穴があるのか。

営業リスト作成の人件費はいくら減る?何人分浮く?

営業リスト作成のAI化で浮く仕事は、今リスト作りにかけている時間と、それをやっている人の時給で決まります。浮いた人をすぐに解雇はできないので、採用を減らす・営業の本業に回す形で人件費を下げます。

ハマノーンハマノーン

前置きはいい。で、営業リストのAIで何人クビにできるんだ?

すずきすずき

その前に、今のリスト作りにいくらかかっているかを計算します。

いまの営業リスト作成の人件費を出す

営業リスト作成の人件費は、作っている人の時給 × かかっている時間 で出します。時給には、給料だけでなく会社が払う社会保険料なども乗ります。

営業リスト作成の人件費(月)= 月給 × 会社負担の上乗せ分 ÷ 月の労働時間 × リスト作りの時間

会社負担の社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険など)は、給料の約16%です(東京・一般の事業で、40歳未満なら約15.7%、介護保険がかかる40〜64歳なら約16.5%。2026年度の協会けんぽの料率などから計算。業種・地域・年齢で変わります)。

計算の例(仮の数字です。セブンコードの実績ではありません):月給30万円の営業担当が、営業リストの作成に月20時間かけている会社

30万円 × 1.16 ÷ 160時間 ≒ 時給2,200円 → 20時間で月4.4万円ほど

社長や役員が自分でリストを作っているなら、その人の時給で計算してみてください。たいてい、会社で一番高いリスト係になっています。

ハマノーンハマノーン

ワシの時給で計算したら、コピペが一番高い仕事になってるじゃないか。

すずきすずき

社長が夜に作っているリストは、会社で一番高いリストということです。

AIで何時間浮くかを出す

作業ごとに「今どうやっているか」と「AI化した後に人に残ること」を並べます。時間は会社ごとに違うので、自社の数字は実際にかかっている時間で入れてください。

作業手作業だとAI化した後に人に残ること
会社を探す検索結果を1社ずつ開いて確認抽出条件を決める
社名・住所・URLを写すExcelにコピペなし(データベースから出力)
表記ゆれ・重複をそろえる目で見て直す最後の目視
会社ごとの特徴を調べる公式サイトを読んでメモ要約の確認と優先順位の基準
既存顧客・断られた会社を外す記憶と照らし合わせる除外の一覧を持ち、更新する
CRMに入れる手で入力入れる項目のルールを決める

何人分の仕事が浮くか(=何人クビにできる、とハマノーンは言う)

浮く人数 = 浮いた時間 ÷ 1人の月の労働時間(例:160時間)

上の計算の例(月20時間)なら、仮に全部AIに移っても

20時間 ÷ 160時間 = 0.125人分

ハマノーンハマノーン

0.125人分浮くなら、リスト係を1人クビだな!

すずきすずき

0.125人は切れません。人の8分の1です。

ハマノーンハマノーン

なら、営業の給料を8分の1減らす。

すずきすずき

それも会社の都合だけではできません。次で説明します。

【注意】AIを入れたから、という理由でクビにはできない

ここは真面目に書きます。日本では、会社が社員を自由に解雇することはできません。労働契約法16条で「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない解雇は無効」と定められています。人員削減のための解雇(整理解雇)は、人員削減の必要性・解雇を避ける努力・人選の合理性・手続きの妥当性の4つを総合して判断されます(厚生労働省委託の相談センターの説明)。

「AIがリストを作るので明日から来なくていい」は、まず通りません。

浮いた人件費の使い道

  • リスト係を新しく採用しない:営業アシスタントを1人増やす前に、AIと外注で回せないかを考える
  • 営業の本業に回す:リスト作りで浮いた時間を、商談や提案書づくりに使う
  • 残業を減らす:「夜のコピペ」がそのまま消える
ハマノーンハマノーン

なら、浮いた時間で屋上の露天風呂の業者リストを作るぞ!

すずきすずき

その前に、お客さんのリストでお願いします。露天風呂の代金も、お客さんからの売上です。

Lv3は誰に回させる?採用・社内・外注の月額を比べた

営業リストのLv3を回す選択肢は4つ。①リスト係を採用 ②今の社員+ツール+AI ③人のリスト作成代行 ④人×AIの業務代行。リスト作りだけで1人を雇うほどの量になる会社は少ないので、AIで減らした後の時間だけを外に出すのがいちばん無駄がありません。

ハマノーンハマノーン

結局、誰にリストを任せるのが一番安いんだ?

すずきすずき

4つの方法を並べて比べます。

①リスト係を採用②今の社員+ツール+AI③人のリスト作成代行④人×AIの業務代行
月額の目安給与+社会保険料(約16%)+採用費ツールの月額(プラン・件数で変わる)+担当者の時間事業者ごとに料金の決まり方が違う(件数・時間・月額固定)人の作業1時間3,000円(社畜る)
人件費との差―担当者の時間ぶん任せる範囲しだい作業した時間ぶんだけ(社会保険料なし)
始めるまで採用に数か月すぐ(条件の整理と定着に時間がかかる)条件のすり合わせが必要(事業者による)最短3日
社内の手間教育・管理大きい小さい小さい
辞めるリスクありありなしなし(担当が変わらない)
向いている会社リストの量が多く、社内に置きたい営業企画の担当がいて、覚える時間もあるリストだけを丸ごと外に出したい担当がいない、社長が兼務、AI化も一緒に進めたい

月20時間のリスト作りを外に出すといくら?

上の計算の例(仮の数字)で、人の作業だけで外に出すと、

20時間 × 3,000円 = 月6万円

正直に書くと、時給だけで比べれば、手の空いている社員がやるほうが安く見えます(上の例なら月4.4万円)。外に出すのが得になるのは、リスト作りをしているのが営業マン本人や社長で、その20時間を商談に回せる会社です。AIで抜き出しと整理を自動にすれば、人が動く時間は精度の確認と除外の管理だけになります。AIの仕組みづくりと運用の料金は、料金ページで確認できます。

ハマノーンハマノーン

月6万円で、社長の夜のコピペがなくなるのか。

すずきすずき

しかも営業マンが、その時間で商談に行けます。リスト作りは外に出せます。

向いていない会社もあります

  • 取引先が決まった数社だけで、新しい会社に営業しない → 営業リストそのものがほとんど要りません
  • 紹介だけで仕事が回っていて、リストの出番がない → まずは今のやり方で十分です
ハマノーンハマノーン

で、どんな会社なら向いてるんだ?

すずきすずき

営業マンか社長がリストを作っていて、送った・断られたの記録がない会社なら、ど真ん中です。リスト作りごと、ウチに投げてください。

ハマノーンハマノーン

社長が自分でコピペしている会社なんて、そんなにあるのか?

すずきすずき

あります。最初のセルフチェックで6個を超えた会社は、だいたいそうです。

リスト係を1人雇うより、AIで減らした後の時間だけ外に出すほうが安い会社は多いです。

営業マンと社長の時間を、リスト作りから商談に戻します。精度の確認と、送ってはいけない相手の管理まで人がやります。社会保険料はかかりません。

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個人情報・迷惑メール・スクレイピングの線引き

営業リストをAIで作るときに守るのは、個人情報保護法、特定電子メール法、そして集める元のサイトの利用規約の3つです。会社そのものの情報は個人情報ではありませんが、担当者の名前やメールアドレスを入れた時点で、個人情報として扱う必要があります。

ハマノーンハマノーン

ネットに載ってる情報なんだから、何に使ってもいいだろう?

すずきすずき

違います。公開されている情報でも、人の名前が入れば個人情報です。

ハマノーンハマノーン

載せたほうが悪いんじゃないのか!

すずきすずき

載っていることと、集めて営業に使っていいことは別です。なので、ここは順番に確認します。

営業リストの集め方・送り方の線引きやっていいこと:契約した企業データベースを規約の範囲で使う、gBizINFO・法人番号公表サイトの公的データを使う、名刺交換や問い合わせで受け取った情報を使う、広告メールは同意した相手か公表されたアドレスへ送る、拒否された日と送ってよい根拠を記録する。やらないこと:規約で禁止されたサイトから自動で抜き出す、生成AIが出した会社を確かめずに使う、送信拒否の表示があるアドレスに送る、受信を拒否した相手に送り直す、担当者の個人情報を目的も決めずに集める。営業リストの集め方・送り方の線引きやっていいやらない○ 契約した企業データベースを規約の範囲で使う○ gBizINFO・法人番号公表サイトの公的データ○ 名刺交換・問い合わせで受け取った情報○ 広告メールは同意した相手か公表アドレスへ○ 拒否された日と送ってよい根拠を記録する× 規約で禁止されたサイトから自動で抜き出す× 生成AIが出した会社を確かめずに使う× 「送信拒否」の表示があるアドレスに送る× 受信を拒否した相手に送り直す× 担当者の個人情報を目的も決めず集める根拠:個人情報保護法・特定電子メール法・各サービスの利用規約

会社の情報と、人の情報を分ける

個人情報保護委員会のガイドラインでは、法人などの団体そのものに関する情報は個人情報に当たらず、役員や従業員に関する情報は個人情報に当たるとされています。社名・所在地・業種・従業員数だけのリストと、「営業部 部長 ○○さん」まで入ったリストは、扱いが違います。

担当者の名前やメールアドレスを入れるなら、次のことを守ります(個人情報保護法)。

  • うそや不正な手段で取得しない(20条)
  • 取得したら、利用目的を本人に知らせるか公表する(21条。あらかじめプライバシーポリシーなどで公表していれば、それで足ります)
  • 他社からリストを買うときは、提供元の名前・住所・代表者と、そのリストをどうやって取得したかを確認する(30条)

公開されている情報でも、特定の個人を識別できれば個人情報です。集めて検索できるようにしたデータベースは、原則として個人情報データベース等に当たります(個人情報保護委員会のガイドライン・Q&A)。迷ったら、まず会社の情報だけでリストを作り、人の情報は名刺交換や問い合わせなど、相手から受け取ったものに限るのが安全です。

広告メールは、原則として同意した相手にだけ送る

営業メール(広告・宣伝のメール)は、特定電子メール法で、原則としてあらかじめ送信に同意した相手にだけ送れます。

例外として、自分のメールアドレスをホームページなどで公表している団体や営業をしている個人には送れますが、アドレスと一緒に「広告メールの送信を拒否する」と書かれている場合は送れません。

送るときは、送信者の名前と、受信を拒否するための連絡先などを書く必要があり、受信を拒否した相手に送り直すことは禁止です。

ルールを守らずに送っていると、総務大臣と消費者庁長官から送り方を改める措置命令が出ることがあります。その命令に違反した場合や、送信者の情報を偽って送った場合は、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金(法人には3,000万円以下の罰金)の対象です(迷惑メール相談センター(日本データ通信協会)の説明)。

だから営業リストには、「送ってよい根拠」と「拒否された日」を残しておく列を作ります。ここが④の「送ってはいけない相手の管理」です。

集める元の利用規約を守る

ツールやAIで技術的に抜き出せても、元のサイトの利用規約がデータの抜き出し(スクレイピング)を禁止していれば、使えません。前に書いたGoogleマップのように、コンテンツのコピーや大量ダウンロードを規約で禁止しているサービスもあります(Google マップ / Google Earth 追加利用規約)。規約で許されている範囲でも、短い間隔で大量にアクセスすると相手のサーバーに負担をかけます。

迷ったら、契約した企業データベース、gBizINFO・法人番号公表サイトのような公的データ、自社の名刺と問い合わせの記録、の3つから作るのが安全です。

社内に残すべき仕事

  • 誰に売るか(ターゲットの条件)を決めること
  • 担当者の個人情報を、何の目的で、どこまで集めるかを決めること
  • 法的な判断に迷うケースを弁護士に相談すること
ハマノーンハマノーン

法律の細かいところは、全部代わりに判断しておいてくれ。

すずきすずき

判断が要るところは社長と弁護士です。ウチがやるのは、決めたルールどおりにリストを作って、送ってはいけない相手を外し続けるところまでです。

リスト作成の代行を選ぶときの確認ポイント

  • 今のツール・CRMのまま頼めるか
  • AIが作ったリストを、人が確認しているか
  • どこからデータを集めるかを説明できるか(規約で禁止されたサイトを使っていないか)
  • 担当者の個人情報を扱うときのルールがあるか
  • 送信を断った相手の管理まで頼めるか
  • 料金は「件数」「時間」「月額固定」のどれか
  • 担当者が変わらないか

よくある質問

営業リスト作成をAIだけで完結させることはできますか?

できません。条件での抽出や社名の整理、優先順位づけは自動化できますが、誰に売るかを決めること、AIが出した会社が実在するかの確認、送ってはいけない相手の管理は人が必要です。セブンコードの代行も、人が対応してマニュアルにしてから、AIに任せられる作業を自動にしていきます。

ChatGPTで営業リストは作れますか?

整理や要約には使えますが、ChatGPTだけで会社を探させるのはおすすめしません。データベースにつながっていない生成AIは、実在しない会社や違う連絡先をもっともらしく出すことがあります。会社の抽出は企業データベースや公的データで行い、生成AIは表記ゆれの整理や優先順位づけに使ってください。

SalesNow・Musubu・BIZMAPSは、AIと連携できますか?

SalesNowは「SalesNow MCP」で、ClaudeなどMCPに対応したAIから企業データを検索できます(2026年10月時点)。MusubuとBIZMAPSは、ツールの中にAIの機能がありますが、生成AIとの公式連携は確認できませんでした。CSVで書き出せば、どのツールのリストでも生成AIで整理できます。

営業リストのツールを乗り換えないとAI化できませんか?

乗り換えは必要ありません。今のツールでターゲット条件を決めて抜き出し、CSVで書き出したリストを生成AIで整えるところから始められます。gBizINFOや法人番号公表サイトのような無料の公的データも土台に使えます。

AIで作った営業リストに営業メールを送っても大丈夫ですか?

特定電子メール法では、広告メールは原則として送信に同意した相手にだけ送れます。ホームページで公表されているアドレスは例外ですが、送信を拒否する旨が書かれていれば送れません。送信者名と受信拒否の連絡先を書き、拒否した相手には二度と送らない管理が必要です。

リストに担当者の名前を入れると、個人情報保護法の対象になりますか?

なります。会社そのものの情報は個人情報ではありませんが、役員や従業員の名前・メールアドレスは個人情報です。不正な手段で取得しないこと、利用目的を知らせるか公表すること、他社からリストを買うときは取得の経緯を確認することが必要です。

営業リスト作りの仕事は、AIでなくなりますか?

会社を探してコピペする仕事はほとんどなくなります。ただし、誰に売るかを決めること、AIが出したリストの精度の確認、送ってはいけない相手の管理は残ります。仕事は「集める人」から「確かめる人」に変わります。

月に何時間くらいから外注できますか?

時間数は、今リスト作りにかかっている時間と、AIで減らせる時間を見てから決めます。人が動く作業は1時間3,000円で、AIで抜き出しと整理を自動にすれば、人が動くのは精度の確認と除外の管理だけです。料金は料金ページで確認できます。

営業リスト作りだけでも外注できますか?

できます。ターゲット条件の整理、AIで作ったリストの精度確認、送ってはいけない相手の管理まで、まとめてお引き受けします。人が動く作業は1時間3,000円で、契約時間の中なら業務の入れ替えも自由です。

まとめ

営業リスト作成AIとは、企業データベースや生成AIを使って、条件に合う会社の抽出、社名の表記ゆれや重複の整理、優先順位づけなど、営業リスト作りの定型作業を自動化することです。中小企業の営業リストは、①企業データベースの抽出と自動更新、②生成AIによる整理と要約、③誰に売るかを決めて精度を確かめ、送ってはいけない相手を管理する人、の3つをそろえて初めて使えるものになります。会社の情報と担当者の個人情報を分け、広告メールは同意か公表のルールに沿って送り、集める元の利用規約を守ることが前提です。

営業リスト作成AIのLv1〜Lv3Lv1は企業データベースの自動化(条件での抽出・データの自動更新・CSV出力)、Lv2は生成AIによる条件の言語化、表記ゆれと重複の整理、優先順位づけ、Lv3は誰に売るかを設計し、リストの精度を確かめ、送ってはいけない相手を管理する回す人。Lv1とLv2はお金で買えるが、Lv3は人がいないと始まらない。営業リスト作成AIは Lv1〜Lv3 で考えるLv3回す人売る相手の設計・精度の確認・送信拒否の管理Lv2生成AI条件の言語化・表記ゆれと重複の整理・優先順位づけLv1企業データベース条件での抽出・データの自動更新・CSV出力お金で買える人がいないと始まらない

Lv1の企業データベースと、Lv2の生成AIはお金で買えます。Lv3の「回す人」だけは、人がいないと始まりません。セブンコードの「AI×人の業務代行」は、このLv3を、人が対応してマニュアルにし、AIで自動化するところまで引き受けるサービスです。

ハマノーンハマノーン

つまり、リスト係はクビにできないけど、リスト係を雇わずに済むってことだな。

すずきすずき

はい。そしてLv3は外に任せられます。

ハマノーンハマノーン

よし、リスト作りは社畜るに投げるか!

すずきすずき

投げてください。ぼくはその時間で商談に行ってきます。

ハマノーンハマノーン

では、今日はこの辺で、GOOD BLACK😈

私達が御社の社畜になります。

どこをAIに任せて、どこを人がやるか。Lv3が空いているなら、ウチが引き取ります。

AI業務代行なら社畜る

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鈴木陽介
執行役員
鈴木陽介
株式会社セブンコード 執行役員・経営戦略室部長。企業のマーケティング支援で売上アップを担当。社内でも経理・労務・採用のAI化を自分で回し、マネーフォワード×AIで経理の作業を月160〜200時間から70時間以下に、外注費を月50万円から20万円以下に削減。ITパスポートの参考書『えろ勉』共著(Amazon コンピュータ・情報通信部門1位)。
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